経済産業省所管の独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE)が、秋に気をつけたい製品事故3選を紹介しています。過ごしやすくなり活動的になるこのタイミングで、日常に潜む危険をあらためて確認しておきましょう。
1つ目は、久しぶりに運動器具を使う際の注意点です。特にバランスボールは、もし表面が劣化していた場合、空気を入れすぎたり、荷重をかけたりすると、破裂してケガをするおそれがあります。
事前に表面に“傷やひび”がないか確認し、また膨らませる際は製品によって決められた最大空気圧(指定されたボールの直径)を超えないように注意しましょう。
2つ目は、枕元に明かりを置いて読書したりする際の注意点。可燃物が近くにある状態で照明器具を使用すると、発熱部が接触して火災に繋がるおそれがあります。発熱する照明器具の近くには燃えやすいものを置かないように注意し、また電球は各照明器具に適合したものかどうかを必ず確認してから使用しましょう。
3つ目の注意すべきことは、回転する刃(カッター)を持つ調理家電での事故です。フードプロセッサーなどをコンセントに差したまま、詰まった食品を取り除いたり、分解・清掃してしまうと、意図せず電源スイッチに触れて手指を怪我するおそれがあります。必ず事前にコンセントから電源プラグを抜き、洗う際もヘラを使うなど回転する刃に直接手指が触れないようにしましょう。
なお、これらの調理家電は、「食品の詰め込み過ぎ」でモーターに過大な負荷がかかり発煙する事故や、中に「ドライアイス」を入れて大量の二酸化炭素が発生し、容器が破裂する事故が発生しているとのこと。食品以外の物は入れず、また入れる量にも注意しましょう。
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誤飲の6割は機器に入っている電池を子どもが取り出して飲んだケースとのこと。買い置きの電池だけでなく、リモコン等のフタにも注意を。