エナジードリンク「リアルゴールド」が、毎週さまざまなテーマでX(Twitter)ユーザーに“こだわりの2択”を問いかける参加型企画「おい、キミのこだわり! どっちなんだい!?」。
キン肉マンの日 特別編のテーマは、リアルゴールドとコラボしている漫画『キン肉マン』にちなみ――キミに元気をくれる名セリフはどっちなんだい!? 「火事場のクソ力」or「へのつっぱりはいらんですよ」――という2択。『キン肉マン』を知らない人でもどちらも聞いたことはある、『キン肉マン』を知っている人ならどちらも胸がアツくなるこちらの台詞ですが……?
今回、ねとらぼ編集部は「火事場のクソ力」に一票!
なぜなら、私たちの生活の中でも「火事場のクソ力」を発揮する・発揮したくなるようなシーンが必ずある、と思うからです。では生活の中で「火事場のクソ力」を発揮するシーンとはいつか? この記事を最後まで読めばあなたも「火事場のクソ力」を発揮できるようになるかも……?
【検証】日々の生活の中で「火事場のクソ力」を発揮する
「火事場のクソ力」という言葉がある。「火事場の馬鹿力」という言葉は慣用句として存在するが、「火事場のクソ力」は漫画『キン肉マン』シリーズに登場する言葉だ。
強敵によって大ピンチに追い詰められたキン肉マンが無意識に発揮する爆発的なパワーが「火事場のクソ力」であり、このパワーによって、キン肉マンは百戦錬磨の超人たちを相手に逆転勝利をおさめていく。キン肉マンの「火事場のクソ力」を目の当たりにしたラーメンマンは、その様子を「自己防衛本能」「戦う超人にとってもっとも大切な野生の本能」と表現している。
われわれの日常生活は『キン肉マン』に出てくる戦いほどハードではないが、それでも日々さまざまなピンチに見舞われる。どんなに気をつけていても予想外のピンチというものは発生する。そんな場面では、われわれ一般人も「火事場のクソ力」を発揮することがある。
「火事場のクソ力」は理屈ではないのだ。ただ大ピンチに追い込まれたとき、眠っていた「野生の本能」が動き出し「火事場のクソ力」が発揮される。われわれはそうやって人生のピンチを乗り越えてきたのではないだろうか。
たとえば、大事な仕事の日に寝坊したときのことを考える。
「この時間にまだ家にいると遅刻するんだけどな」というレベルの寝坊。起きた瞬間に血の気が引くような思いをする。こんなときどうしたらいいのか? そう、こんな場面で「火事場のクソ力」が発揮されるのだ。
もちろん寝坊したのだから朝食を食べないという選択肢もある。しかし、朝食はとても重要だ。朝食を抜くと一日分動き回る力が出ない。何を食べるかも重要だけれど、消化にいいものがいいだろう。結果、熱々のうどんになったのだ。急いで食べなければならない。
キン肉マンはロビンマスクと戦ったとき「メキシカン・ローリング・クラッチホールド」という技を決める。ただ、キン肉マンはそんな技は習得していなかった。「火事場のクソ力」により体が勝手に動いたのだ。
それと一緒だ。私は熱々のうどんを早く食べる技など習得していない。しかし「火事場のクソ力」により食べることができたのだ、体にまかせて。
こんなに熱いうどんなのに、「火事場のクソ力」でするりと食べきることができた。口内の上側の皮を数枚持っていかれた気もするけれど、食べ終わった。歯磨きをして着替えだ。
着替えもいつものようなスピードでは間に合わない。「火事場のクソ力」で高速化するのだ。別に早着替えのアイデアがあるわけではない。たとえアイデアがなくとも気力で働くパワーがあるのだ。それが「火事場のクソ力」だ。バッファローマンと戦ったときのキン肉マンが似たようなことを言っていた。
あとは走るのみだ。私のような年齢になると、鍛えでもしない限り走力があがることはない。しかしピンチの場面では、ときに常識がくつがえすほどの力が出せることがある。まさに「火事場のクソ力」だ。
急ぎで仕事のプレゼン資料を作る
では、そもそも私はなぜ寝坊したのだろうか。ただ寝坊したわけでない。急にプレゼン資料を作るように頼まれたのだ。急な仕事だったけれど快く引き受けて、夜中までプレゼン資料を作ったのだ、えらい。その結果、寝坊ということになったけれども。
ここでも自分の能力以上の力を発揮してプレゼン資料を作った。イレギュラー極まりない場面で発揮される力、そう「火事場のクソ力」だ。
きついスケジュールなので断りたかったのだけれど、友人からの依頼だった。友人からの頼みは断れない。友情だ、友情パワーだ。『キン肉マン』作中でも、「火事場のクソ力」の根源は「友情パワー」にあるとされていた。そんな「火事場のクソ力」のおかげで、プレゼン資料が夜中に完成した。
そして寝坊したのだけれど、火事場のクソ力により会社には無事に間に合った。いよいよプレゼン資料を提出だ、となったところで気がつく。
「あれ、資料を持ってきてない」。朝の様子を思い出すと、私はパソコンを持っていなかった。というか手ぶらだった。取りに帰らねば。
「トイレに行ってきます」と言って会社を飛び出し、走った。自宅に向かい走った。
思い出してみるとキン肉マンでもいろいろな超人が走っていた。超人たちは、戦っている仲間のもとへ走って駆けつけるのだ。ウォーズマンにいたっては超人墓場から駆けつけていた。「火事場のクソ力」は「友情パワー」でもあるし、“走る”という場面ではより能力を発揮しやすいのかもしれない。
ソフトクリームを食べる
無事に会社に間に合い、プレゼン資料を提出することもできた。全ては「火事場のクソ力」だ。本来ならばプレゼンも引き受けていないだろうし、寝坊した時点で「お腹が痛いです」と言って会社を休んだことだろう。しかし、「火事場のクソ力」により全てがうまくいっている。ここで自分にご褒美をあげようではないか。
ソフトクリームが好きなのだ。自分へのご褒美としてぜひ食べたいと思って買ってきた。
しかし疲れが出たのだろう、買った直後に少しボーッとしてしまった。昨日の夜から実に目まぐるしい時間が流れたのだ。基本走っていた気がする。そりゃボーッとしてしまう。
ソフトクリームを持ったままボーッとしていたら、溶け出してしまった。ここからいつものようにペロペロと食べていては全てが溶けてしまう。もう秋とはいえ、十分に暑い。
そんなときも「火事場のクソ力」が発揮される。本来ならば溶けてしまうソフトクリームも「火事場のクソ力」で食べきることが可能なのだ。
「火事場のクソ力」、すごいでしょ!
日常生活の中で、ピンチのわれわれを助けてくれるのが「火事場のクソ力」だ。
いつもならできないと思うことでも「火事場のクソ力」で解決できる場合があるのだ。諦める前に勇気を出してチャレンジしてみようという気持ちになる。溶けそうなソフトクリームなんて一口ですよ、「火事場のクソ力」で。
今回の“こだわりの2択”について、ロケットニュース24では「へのつっぱりはいらんですよ」派の主張を紹介している(→記事はこちら)。どちらの言葉も『キン肉マン』らしいユニークでパワフルな単語だけれど…………読者のみなさんに勇気をくれるのは、一体どっちなんだい!?
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アイティメディア営業企画/制作:ねとらぼ編集部/掲載内容有効期限:2023年10月12日