食品メーカーの紀文食品が、おいしいおでん作りのための「おでんタイムテーブル」を公式X(旧Twitter)で公開しています。おでんの具材を入れる順番が一枚の画像にまとまっていて便利です。
タイムテーブルによると、まずは鍋におでんのつゆを入れて火にかけます。沸騰したら弱火にして、煮えにくいものから順に入れていきます。ここでは例として、「大根」「ゆで卵」「牛すじ」「こんにゃく」「白滝」「ちくわぶ」「結び昆布」が最初に入れる具(たね)として挙げられています。
これらを入れて30分煮たら、次は「ちくわ」「さつま揚」「つみれ」などの練りものや、「餅入り巾着」「厚揚げ」「ウインナー」を入れて弱火で15分煮ます。そして、「はんぺん」を火を止める直前に加え、汁をかけて温めたら完成です。練りものは煮る時間が短めなのですね……!
10月10日の「紀文・いいおでんの日」に投稿されると、Xでは「これはすごく便利…!」「めっちゃタメになる」と拡散され、約5万8000件の“いいね”を獲得。他にも「なるほど……いつも竹輪が膨張しすぎたのは、早めに入れすぎてたのか」「ちくわぶは思ったより早めに入れるんだ」と勉強になったという声や、おでんを食べたくなったという人の声が多くみられました。
リプライ欄にはタイムテーブルにない具を入れるタイミングについても質問が寄せられていますが、紀文食品は「火が入りにくいのものや味を染み込ませたいものは最初から」「車麩(くるまぶ)や葉物など、サッとでよいものは練り物と一緒に」「鶏肉は大根と同じタイミング」と回答しています。
紀文食品公式サイトの「おでん教室」ページでは、大根やこんにゃくの下ごしらえのポイントなど、より詳しい「おでんの作り方」が公開されています。それによると、練りものを煮る時間が短めなのは、「練りものの旨みがおでん汁に出過ぎないように」とのこと。また鍋にフタをして煮込む際は、必ずフタをずらすのがポイントとなっています。
ちなみにこの「おでんタイムテーブル」は、同社が1960年代後半に考案したものだとのことです。また、2021年にはYouTubeにて「約45分でできる本格おでんの作り方」動画を公開しています。
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