元女子レスリング日本代表の吉田沙保里さんが10月30日にX(Twitter)を更新。兄でレスリングコーチの吉田栄利さんが過去に幼児への体罰を行い指導員資格停止処分を受けたという報道について、謝罪文を公開しました。
一部メディアは27日、栄利さんが9月に日本レスリング協会から2年間の指導者資格停止処分を受けていたことを報道。元レスリング選手である栄利さんは三重県の実家で経営する「一志ジュニアレスリング教室」で自ら指導しており、そこで数年前に体罰行為があったという通報が2023年に入ってから寄せられ、同協会の調査によって本人が体罰を認めたとのことです。
沙保里さんはこれを受け、「この度は、私の家族による報道でお騒がせをして誠に申し訳ございません」「兄の愚行により、傷を負われたご本人とご家族の方々に深くおわび申し上げます」と謝罪文を発表。
栄利さんが行ったとされる体罰については「いかなる理由があっても暴力行為は決して許されるものではなく、兄に対しても今回の処分は当然のことと重く受け止め、指導者として真摯に反省することを強く申し伝えております」とし、二度とこのようなことがないよう沙保里さん自身もしっかり注視しながら、今まで以上に誠心誠意努力していくと伝えました。
この投稿にネットでは、「沙保里さんが謝ることじゃないのにね」「心を痛めておられる事と思います」「これからも応援しています」と、沙保里さんを応援する声も寄せられています。
沙保里さんは3兄妹の末っ子として生まれ、自身も元レスリング選手だった父・栄勝さん(2014年逝去)の指導を受け、二人三脚で五輪三連覇を達成。2人の兄もレスリング経験があり、次兄である栄利さんは国際大会出場経験を持つほどの選手でした。
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