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国立科学博物館は、8月7日から11月5日まで実施したクラウドファンディングの結果を報告しました。約9億2000万円の支援が集まったとしています。
クラウドファンディングは、同館の使命の1つである「標本・資料の収集・保管」が資金的に危機にさらされているとして実施。コロナ禍で入館料収入が落ち込んだところへ、光熱費や物資の高騰が追い打ちをかけたことが背景にありました。
1億円を目標をしたクラウドファンディングは、開始後9時間で目標を達成。最終的に9億1582万円が集まりました。支援者は約5万7000人。
研究者の熱意を直接届ける動画も配信
国立科学博物館は、集まった支援金のうち、約3億2000万円は間接経費(返礼品など)として支出し、約6億円を事業経費として活用する計画。事業経費のうち約4億4000万円をコレクションの充実・管理に、約1億円を他館と協働したコレクションの充実に、約6000万円を標本・資料収集意義の発信にあてるとしています。
館長はお礼メッセージの中で、「かはくをこんなに大事にしてくれる人たちが斯くも多くいらっしゃるんだと再認識できたこと」が今後の活動の励みになると述べています。
館長のコメント
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