円谷プロダクションとNetflixが共同で製作を進めるCGアニメのタイトルが「ULTRAMAN:RISING」に正式決定。インダストリアル・ライト&マジック(ILM)が手掛けたウルトラマンが確認できるシーンカットが公開されました。
両社がCGアニメ長編映画を共同製作中だと明かしたのは2021年のこと。Netflixのオンラインファンイベント「GEEKED WEEK」では、当時は「Ultraman(原題)」とされていた作品タイトルが「ULTRAMAN:RISING」に決まったこと、2024年に配信予定であることが明かされました。
Netflix映画として配信予定の同作は、野球界のスター選手でウルトラマンでもあるサトウ・ケンが主人公。宿敵の子である赤ちゃん怪獣の養育を任されたケンが、自分の中にあるエゴや、疎遠になっている父、過激な怪獣防衛軍の台頭と向き合いながら、ウルトラマンであることの本当の意味を見いだしていくストーリーとされています。
監督/脚本は、2021年の発表と変わらず、「KUBOクボ 二本の弦の秘密」などを手掛けたシャノン・ティンドルが担当。共同監督にジョン・アオシマ、アニメ制作は「スター・ウォーズ」「ジュラシックパーク」などを世に送り出してきたインダストリアル・ライト&マジック(ILM)。初代マンを思わせるデザインながらスマートさが際立つルックが目を引く新たなウルトラマンが生まれました。
キャスト情報はいまだ明かされていませんが、今回の発表に併せ、ケン役の日本語吹替え版声優を俳優の山田裕貴さんが演じることが明かされました。特撮テレビドラマ「海賊戦隊ゴーカイジャー」のジョー・ギブケン/ゴーカイブルー役で俳優デビューした山田さんは、「ヒーロー作品でデビューした身としていろいろな想いが駆け巡ります」とした上で、「全力で変身して、世界に轟かせたい」と新たなウルトラマンの吹き替えに意欲を見せています。
これを受け、円谷プロが11月25日に開催する「TSUBURAYA CONVENTION 2023」(ツブコン2023)のオープニングセレモニーには、シャノン監督、ジョン共同監督、山田さんらが登壇することも明かされています。
主人公 サトウ・ケン役声優:山田裕貴さんコメント全文
まさか自分がウルトラマンになるとは、ヒーロー作品でデビューした身としていろいろな想いが駆け巡ります。
携わりたかったILMの制作チームの皆さんとご一緒できることもとてもうれしいです。
全力で変身して、世界に轟かせたい。
(C)円谷プロ
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