「Google Deepmind」がAI音楽生成モデル発表 YouTubeショート動画にAIで音楽を付ける実験も（1/2 ページ）

YouTubeと提携し、音楽AIツールも提供します。

[ねとらぼ]

　Google傘下のAI企業「Google Deepmind」はYouTubeと提携し、AI音楽生成モデル「Lyria」を発表しました。

Google DeepmindのAI音楽ツール

Dream Track

　同社はYouTube ShortsでLyriaを使った実験「Dream Track」を実施。一部のクリエイターは、アレック・ベンジャミン、チャーリー・プースなど提携アーティストの声とスタイルのAI生成音楽を動画につけられます。

　実験参加者はトピックを入力してアーティストを選ぶと、ショート動画に30秒のサウンドトラックを生成できます。Lyriaは選んだアーティストのスタイルで歌詞、バッキングトラック、音声を同時に生成します。

Dream Trackを使った動画の例

音楽AIツールとウォーターマーク

　同社は音楽AIツールも発表。ユーザーは新しい曲を作曲したり、曲をある音楽スタイルから別のスタイルに変えたりできます。

音楽AIツール

　あわせて、同社はLyriaを使ったAI生成オーディオに、AI生成画像に電子すかしを埋め込む「SynthID」を使ってすかしを埋め込むことも明らかに。人間の耳には聞こえないすかしのため、視聴体験が損なわれることはないとしています。