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ChatGPTのOpenAI、新しい言語モデルやカスタム版ChatGPTなど発表(1/2 ページ)
顧客が著作権侵害訴訟を起こされたときにコストを負担するプログラムも導入。
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AI開発企業OpenAIは11月6日(米国時間)、処理できるデータの量が増えた新しい言語モデル「GPT-4 Turbo」などを発表しました。
GPT-4 Turboは2023年4月までの世界の出来事の情報を反映しており、コンテキストウィンドウ(応答を生成する際に考慮するテキストの量)は12万8000トークン(GPT-4は3万2000トークン)と、1つのプロンプトで300ページ以上のテキストを処理可能。
利用料金はGPT-4と比べて、インプットが1/3、アウトプットが1/2に引き下げられるとしています。
また同社は、チャットAI「ChatGPT」のカスタム版「GPTs」も発表。例えばボードゲームのルールの学習、子どもに算数を教える手助け、ステッカーのデザインなど、特定用途向けのバージョンを作れるというものです。コーディング不要で簡単に作れて、認証された開発者によるGPTsを販売する「GPT Store」を11月に立ち上げるとしています。
このほかOpenAIは、顧客が著作権侵害訴訟を起こされた際に費用を負担する「Copyright Shield」を「ChatGPT Enterprise」プランや開発者プラットフォームの利用者向けに導入すると明らかにしました。
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