自ら保護されにきた後、さまざまな壁を乗り越えて幸せになった子猫の物語がInstagramに投稿されました。どうなってしまうのかハラハラしつつも、子猫の生き抜く力と豪運が、みんなを幸せに導いてくれました。「露ちゃん物語 その1」は、記事執筆時点で163万再生を突破しています。
ある日、1匹の子猫が「保護してください!」とよじ登ってきた
投稿主さんのお家には、ブリティッシュショートヘアの「朔」ちゃんが暮らしています。朔ちゃんは、投稿主さんにはどこを触られても平気な天真らんまん系女子ですが、いとこ猫の「凪」くんさえ受け入れられない猫見知りな一面があるのだとか。今年の8月、そんな朔ちゃんが暮らす投稿主さん宅に、1匹の子猫がやってきました。
子猫の名前は「露」ちゃん。梅雨の終わりごろ投稿主さんの友人宅に現れ、自ら保護されにきたというアグレッシブな猫ちゃんです。しかし友人の家族にはもともと深刻な猫アレルギーがあり、露ちゃんのことをとても大切にしていたものの、どうしても一緒に暮らすことが難しくなったのだとか。
露ちゃんを預かって、朔ちゃんとの相性を見てみましたが……
そこで、朔ちゃんが受け入れてくれれば一緒に暮らせるかもと、投稿主さん宅で露ちゃんを預かるトライアルをしてみることに。しかし保護されてまだ1カ月、生後約2カ月の幼い露ちゃんとはじめて顔を合わせた朔ちゃんは、あっという間に警戒モードに突入してしまったのでした。
友人は「朔ちゃんの気持ちを一番に考えてあげてほしい、無理そうならこちらで里親を探す」と言ってくれたそうですが、雲行きが怪しいながらも、投稿主さんは少しの間様子を見ることに。朔ちゃんは受け入れてくれるのでしょうか……。
最初こそ大人しくしていた露ちゃんでしたが、1週間もすると朔ちゃんのテリトリーに侵入しはじめます。そして遊びたい盛りの露ちゃんは遊んでほしくて構ってほしくて、朔ちゃんにちょっかいをかけまくりました。さすがアグレッシブな露ちゃん……!
一方、もともと猫みしりな朔ちゃんはストレスがたまっていき、イライラして初めて吐いてしまったのだそうです。
悩む投稿主の前に、まさかの救世主が
露ちゃんのことはかわいいけれど、朔ちゃんにはつらい思いをさせてしまっている……。そんな状況に、投稿主さん夫妻はどうすればいいのかと青ざめるほど悩みました。するとそんな夫妻の元に、まさかの救世主が現れます。
突如として現れた救世主、それは投稿主さんの叔母さんでした。たまたま近くに住んでいる叔母さんが遊びにきたため事情を話し、露ちゃんに会ってもらうと「以前飼っていた猫にそっくりだ」「一緒に暮らしたい」と言ってくれたのです。そしてその日の夜、一旦話を持ち帰った叔母さんから「明日迎えに行く」という、まさかの連絡があったのでした! 保護した友人にも承諾をもらい、露ちゃんは叔母さんの家に迎えられることになったのです。
叔母さんのお家で幸せに暮らす露ちゃん。ハッピーエンドに感動の声
露ちゃんはあっという間に新たな生活に馴染み、現在は叔母さんと一緒にお布団で眠り、たくさんごはんを食べて元気いっぱいに暮らしているとのこと。みんなが幸せになれてよかった! Instagramに投稿された一連の「露ちゃん物語」には、「自分からご友人宅に! すごい」「良かったですねー。ふたりの幸せを思えば一番いい結末だと思います。行き先が叔母様っていうのもいいですね」「無理に一緒に手元に置くより、猫にも人間にも幸せな選択をなさったと思います! 猫たちにも皆様にも、末長い幸せをお祈りしています!」「幸せを願っています」など、あたたかいコメントが寄せられています。
投稿主さんはInstagram(@saku_british)に朔ちゃんを中心に、ときおり露ちゃんの様子も投稿しています。また、朔ちゃんとの日々をつづった「朔の甘えん坊日記。」も公開されています。
画像提供:朔 (saku)(@saku_british)さん
(三日月 影狼)
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