開幕直前で一部中止の「ジョジョ」ミュージカル、東宝が中止公演チケット購入者の交通・宿泊キャンセル料など負担(1/3 ページ)
中止については「複雑な演出プランに対応するための確認作業が想定以上に必要となった」と説明。
東宝は、ミュージカル「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」開幕2日前に一部公演を中止したことについて、「複雑な演出プランに対応するための確認作業が想定以上に必要となった」と経緯を説明しました。また観劇を予定していた観客の交通・宿泊キャンセル料を負担するとしています。
交通費や宿泊費のキャンセル料を東宝が負担
同作は2月6日に初日を迎える予定でしたが、「準備に想定以上の時間を要する」として4日に6〜8日の4公演を中止すると発表しました。直前の告知に、ファンからは批判の声が上がっていました。
東宝は、複雑な演出プランに対応するための確認作業が想定以上に必要となったことなどから、ギリギリまで予定通りの開催に向けて力を尽くしたものの、さらなる修正・見直しなどが発生し、進行の遅れを挽回できなかったとしています。「協議を重ねた結果、スタッフ・キャストの安全確保の観点からも、初日を延期し、上記4公演を中止せざるを得ないという判断に至りました」
「私ども東宝株式会社の本公演製作における見通しの甘さ、製作体制の不行き届きが招いた結果でございます」として同社は謝罪。
同社は中止になった4公演のチケットを購入した観客に対し、チケット代金の払い戻しに加え、購入時のチケット販売手数料とシステム利用料、公演中止発表以前に手配した交通費や宿泊費のキャンセル料、キャンセルできなかった場合は交通費と1公演日につき1泊分の宿泊費を負担するとしています。対象になる観客には、支払った金額の領収書等および中止公演回のチケットを保管しておくよう求めています。
今後の公演およびチケット代金の払戻し等の詳細は東宝演劇お知らせX(Twitter)アカウントや公式サイトで8日16時までに公開する予定。
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