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硬水で肉を煮込むとおいしくなるの? ならないの? 鶏肉を「超硬水」と「水道水」で煮込んで比較した結果が興味深い(1/6 ページ)

コントレックスと水道水で味比べ。

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 硬水で肉を煮込むとアクが取れておいしくなるのか、それともパサパサになるのか。SNS上で意見が分かれているこの問題について、自ら実験してみた人の投稿がX(Twitter)で話題になっています。

鶏肉とコントレックス 鶏肉をコントレックスでゆでてみよう

超硬水で鶏肉を煮込んでみた

 実験を行ったのは、恐ろしく手間がかかるコンソメを一から作成するなど、さまざまな調理や食の実験で話題になってきたみなせさん(@Ton_beri)。

 今回用意したのは、ブラジル産の鶏肉と超硬水コントレックスです。日本の水道水の硬度は平均で50ほどですが、コントレックスはおよそ1468(参考:硬水の「エビアン」は304)。これだけの差がある条件で実験すれば、違いが分かりそうですね。

 鍋を2つ用意し、それぞれ超硬水と水道水で鶏肉をゆでます。30分ほどして調理は完了。観察してみると、水道水は煮汁が透きとおっていて脂が多く出ているのに対して、超硬水は白濁しています。見た目にはかなり違いがあるようです。

鶏肉を水道水でゆでているところ鶏肉をコントレックスでゆでているところ 途中経過:左の水道水は煮汁が透明で脂が出ているのに対し右の超硬水では煮汁が白濁

 軽く塩コショウを振って、実食。感想は「ち、違いがわかんねぇ……」でした。超硬水でゆでた方がいくらかパサパサ感が少ない気がするものの、ほぼ誤差範囲だそうです。どちらも、きちんとおいしいゆで鶏でした。

ゆで鶏・水道水とコントレックスの比較 ゆであがり:左の水道水は全体が黄色っぽい、右の超硬水は白く締まっている印象

 次はスープの比較。水道水の方を飲んでみると「うまい!だしが出ておいしい」と大絶賛。それに比べると超硬水の方はだしは出ているものの、硬水本来の苦味が後から出てきておいしくなかったそうです。こんなところに違いが出るんですね……!

鶏スープ・水道水とコントレックスの比較 スープ:左の水道水は脂が多い、右の超硬水は脂が少ない

 みなせさんは、この実験結果について「スープ用途に硬度1468もあるような水を使うのが間違い。300のエビアン買っておけ、との当たり前の感想を持った」とまとめています。次はエビアンでもやってみるとのことで、こちらも気になりますね。

画像提供:みなせ(@Ton_beri)さん

高橋ホイコ

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