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「料理は化学」「『プリンを組み立てる』というパワーワード」 化学者による“実験器具でプリン作り”がシュール(1/2 ページ)
蒸し器は実験室にないからと、突然ドリルで作り始めるあたりもシュール。
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化学者が実験室の器具だけでプリンを作る動画が、シュールな笑いを呼んでいます。ごく普通のプリンを、一般人がよく知らない謎の道具で淡々と作る風景が味わい深い。
投稿主は有機化学者でYouTuberのレイユール(YouTube)さん。卵や牛乳といった、一般的なプリンの材料を用意すると、早速シリンジやメスシリンダーなどの実験器具を駆使して計量を始めます。
しかし、義務教育レベルの知識でついて行けるのはこの最序盤まで。卵液の攪拌にマグネチックスターラー(※1)を持ち出してきたあたりから、調理の手段がどんどん特殊化していきます。それはもう、実験室にないからと、蒸し器をドリルで自作するほどに。
※1:磁力で液体を混ぜる装置
レイユールさんは、その後も耳慣れない器具をどんどん投入。最終的には、「卵液入りのルツボ(※2)を自作の蒸し台に乗せて水を張ったビーカーに入れてホットプレートスターラー(※3)で加熱する傍ら、カッセロール(※4)に入れた砂糖水をガスバーナーで加熱してカラメルソースを作る」という、異様に大仰な調理シーンが展開されることとなりました。
※2:物質を溶融するために使う耐火性深皿
※3:液体を加熱しつつ攪拌できる、ホットプレート付きのマグネチックスターラー
※4:柄の付いた蒸発皿
ツッコミどころだらけの動画は、「料理は化学」「見てると化学を学び直したくなってくる」「蒸し器作る過程マジで無駄すぎて好き」と大好評。なお、気になるプリンの味はというと、加熱の温度や時間を誤ってスが入ってしまったせいか、化学者として主観を排したのか、レイユールさんは「食べ物の味がする」とだけコメントしています。
動画提供:レイユール(YouTube)さん
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