今日26日 花粉光環が出現 花粉が大量飛散中か
2月26日の関東は、よく晴れて風が強まっています。東京都心や横浜市の空には、花粉が大量飛散した際に見られる「花粉光環」が出現しました。
「花粉光環」は、太陽の光が花粉の粒にぶつかり、曲げられることで発生します。これは「回折」と言って、花粉以外にも雲の粒子などでも起こることがありますが、太陽の周りには、虹色の環ができます。観測する際には目を傷めないように、建物の陰に太陽の光を隠すなどして、直視しないようにご注意ください。
花粉症の方は午後も、少しの外出時でもマスクや眼鏡などで万全な花粉の対策が必要でしょう。
スギ花粉「非常に多い」や「多い」予想続く
この先も、2月28日にかけて、九州では「非常に多い」日が続き、中国、四国から関東にかけては「多い」日が続く見込みです。
花粉症の方は、症状がひどくなることが考えられますので、事前にできる対策をとってください。
29日から3月1日は、雨でいったん花粉の落ち着く所が多くなりますが、土日は再び花粉の飛散量が増えて、九州だけでなく、東海でも「非常に多い」とランクアップしそうです。外出の際に花粉対策グッズを忘れないように、ポーチなどにまとめておくと良さそうです。
関東もスギ花粉のピーク期迫る
スギとヒノキ花粉のピーク予測です。
3月が近づいてきましたが、3月上旬には、近畿や東海、関東、東北までスギ花粉のピークに入るでしょう。スギ花粉のピークは、九州や中国地方は3月上旬にかけて、四国から東海、北陸は3月中旬にかけて、関東や東北は3月下旬頃にかけて続くと予想されています。
その後は、スギに変わって、ヒノキ花粉がピークとなる見込みです。スギに反応が出る方は、ヒノキに反応が出る方も多く、まだ花粉の対策が欠かせない日が長続きするでしょう。
2月中は、すでに東京都内では1平方センチメートルあたり100個以上の花粉を観測した所があります。東京都保険医療局によると、関東で春一番が吹いた2月15日は、1平方センチメートルあたり、青梅で287.7個、多摩で137.3個を観測したほか、まるで初夏の陽気となった20日は、青梅で274.7個、立川で196.0個など都内4カ所で100個以上もの花粉を観測し、天気によっては大量飛散が始まっています。
まもなく、東京都心など関東でもスギ花粉の飛散のピークとなりそうです。26日のような晴れて、風が強い日は、特に遠くのスギ林から大量の花粉が飛散しやすい気象条件となりますので、万全な対策を行ってください。
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