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キリンHD、Snow Man・目黒蓮さんと直接広告契約 「問題に関与ないタレントに活躍の機会が与えられないこと」の悪影響懸念(1/3 ページ)

SMILE-UP.、STARTO ENTERTAINMENTが関与しない形で直接契約しています。

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 キリンホールディングスは3月7日、キリンビールとキリンビバレッジの広告について、Snow Manの目黒蓮さんと直接契約を締結したと発表しました。同社は2023年9月に、旧ジャニーズ事務所のタレントを起用しない方針を明らかにしていました。


午後の紅茶

 目黒さんは2023年6月から「キリン 午後の紅茶」の広告に起用されており、同社は「今年度の広告計画について当社内で議論を重ねた過程で、目黒さん本人とも対話の場を持ち、当社グループ会社の広告に対して情熱を持ってブランドの価値向上に取り組んでいただいていたことや、これまでの実績だけでなく、目黒さんの誠実な人柄、俳優としての唯一無二の魅力、商品や当社のイメージとの親和性を再確認しました」と起用継続について説明。

 「旧ジャニーズ事務所において、企業としての再発防止も含む人権尊重の取り組みが実施され、第三者から見てそれが有効に機能している状態になるまで新規契約を締結しない」という2023年9月の方針に変更はないとしつつも、「この問題に直接関与のないタレントに活躍の機会が与えられないことは、タレントの人権を尊重する観点で悪い影響が生じてしまうことも懸念しています」と述べています。

 同社は目黒さんとSMILE-UP.、STARTO ENTERTAINMENTが関与しない形で直接契約。今後は「キリン 午後の紅茶」の広告に継続起用し、「キリンビール新商品」の広告に起用する予定としています。

 目黒さんは自身のSNSで、キリンと話し合いを重ねたことを綴り、「直接たくさんの言葉や考えを受け取って、問題としっかり向き合い、話し合い、何をすることが人権を守るということなのか深く考えてくださり、僕は本当に自分の心を守ってもらいました」と述べています。

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