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旧ジャニーズのマネジメント業務を担う新会社名は「STARTO ENTERTAINMENT」 社長に福田淳氏(1/2 ページ)

井ノ原快彦さんはCCO(チーフ・コンプライアンス・オフィサー)に就任。

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 旧ジャニーズ事務所のマネジメント業務を担う新会社の名称が「STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテインメント)」に決まった。

 創業者である故ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり、「SMILE―UP.(スマイルアップ)」の井ノ原快彦副社長が8日にファンクラブ向けの動画で発表。新会社の社長にはコンサルティング会社社長の福田淳氏が就任する。

 新会社設立については、ジャニーズ事務所が社名を「SMILE-UP.」に変更し、性加害に遭った被害者の補償業務のみに従事することを明らかにした10月2日の会見で公表。希望するタレントに対して個別に契約を結ぶ方針のもと、マネージメント業務を切り出した別会社にするとしていた。なお、名称はファンクラブの公募を通じて決定することになっていた。

 新会社の名前の意味は「STAR(スター)+と(未来へ向かう)」。公募には14万156件の応募があり、未来に向かって新たな「スタート(STARTO)」を切るにふさわしい名称として決定した。なお、「STARTO」というワードに関しては、合計11件の応募があった。

 新社長に就任する福田氏は、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントを経て、2017年にコンサル会社「スピーディ」を設立。タレントエージェント業務のほか、出版事業、ロサンゼルスでのアートギャラリー運営、カリフォルニア全域と沖縄でのリゾート施設展開、無農薬農場開発、スタートアップ投資など、現在も多岐に渡る事業を展開している。井ノ原氏はコンプライアンス体制の構築と充実を担うCCO(チーフ・コンプライアンス・オフィサー)に就任する。

 福田氏は就任に際して「スタートエンターテインメントは、それぞれのタレントの希望に応じて、エージェント契約を行うこともあれば、他の事務所と同様に、タレントのマネジメントを行うこともあります。このエージェント制とマネジメント制のハイブリッドというスタイルは、タレントのキャリアパスの自由度を増やすためのもので、世界のエンタメ業界においても新しいビジネスモデルです」と業務内容を説明。「タレントたちを支えるため、経営に専念するチームです。私たち経営陣は、今まで彼らが構築してきた部分を変えようとは全く思っておりません。そしてファンの皆さんが、一刻も早く安心して、彼らを応援できるような形にしていきたいと思います」とコメントしている。

STARTO ENTERTAINMENT
動画では新会社の新社屋を探しているとも(画像:PIXTA

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