プロの手で“盆栽”が完成されていく様子に「まさに変身」「Wonderful」 ブーム再燃、日本が誇る芸術品のイメージ覆す光景に国内外から反響(1/2 ページ)
これならできるかも……!
興味はあっても始めにくい――。そんな“盆栽”のイメージを覆す、初心者向けの解説動画がYouTubeチャンネル「盆栽Q BonsaiQ」に投稿されました。記事執筆時点でこの動画の再生数は2万9000回を超え、「針金と鉢で、まさに変身って感じです」「勉強になります」と国内外からの称賛の声が届いています。盆栽始めたくなる!
初心者向けの盆栽入門
投稿者は盆栽文化の普及活動をしている田口(@eiseiboy)さん。ブログや動画などさまざまなコンテンツを発信している総合メディア「盆栽Q」を運営しています。今回は樹齢10年以上の五葉松を素材にした基本を学ぶ初心者向けの動画です。
まずは観察し、整理や剪定(せんてい)へ
始めは幹の細さなど木の特徴を観察します。この木はわびさびの情緒がある、細幹を生かした文人木という樹形です。一番魅力的に見える場所を探して正面を決めたら作業開始!
盆栽の基本は頭の部分を小さく作ること。この木は頭が2つできているので、片方を切っていきます。枝を切るときは際で切るとえぐれるように枯れてしまうので少しだけ残します。
重要なのは細い枝ですが、太い枝を今切ると現段階でさみしくなってしまうので、今回は両方残し枝が充実してきたら太い方の枝を切ります。このように成長の仕方とともに現状の姿も考えながら剪定(せんてい)を進めていきます。
針金掛けにもさまざまなポイントが
今回は1.8ミリのアルミ線を使います。なるべく近い枝同士で掛けた方がきれいに見えるとのこと。太い針金のあとには細い針金を掛け、枝を下げていきます。針金は交差しないようにし、沿わせるように意識します。全体に巻いて、下に向いた葉を取り除けば第一段階の完了です。
今後は少しずつさらに枝を下げて整え、芽の数を増やして枝の棚を作っていくことになります。現在の雰囲気を保ちながら良い盆栽へ育てていくのです。
植え替えの鉢選び
このような文人木は丸い鉢がよく似合うとのこと。ということで早速植え替えの解説に。固くなっている土をほぐしたあとは、用意した3つの鉢に入れてどれにするかを決めていきます。今回は丸みのある黒い鉢に決定!
網を張って針金を通して準備したあとは、底に細かい土を敷きます。そこに先ほど土をほぐした木を入れて、さらに土を入れていきます。田口さんは100円ショップで購入した土入れを使用しています。
鉢ごと漬けて水を与えたら、カットしたコケを張り再び手で持ちながら水に浸して完成です! 整えたことでサイズはコンパクトになりながらも大きく見え、さらに古き良い雰囲気もある仕上がりになりました。成長が楽しみ〜!
将来的には下の枝を切っても幹を曲げて背を低く作っても。幹の流れを強調したい場合など好みに合わせたアドバイスもありました。詳しくは動画で解説しています。
国内外から称賛の声!
コメント欄には国内外から「基本を繰り返し教えてもらえるのは助かります」「勉強になります」「すてきなレッスン!」「翻訳を通してもわかりやすいです。ありがとう!」といった称賛が寄せられています。
まずは基本の骨組みを作るところをしっかりと行い、無限の可能性がある盆栽の世界を楽しみましょう! YouTubeチャンネル「盆栽Q BonsaiQ」では、他にも盆栽を始めたくなるようなすてきな動画を数多く公開中。また、公式サイト「盆栽Q」をはじめ、X(Twitter)アカウント(@bonsaiq_info)やInstagramアカウント(@bonsaiq.jp)も運用しています。
画像提供:YouTubeチャンネル「盆栽Q BonsaiQ」
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