5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘!」。今回は2022年9月に投稿された、米ニューヨーク市でも最小級の狭小賃貸物件を紹介するYouTube動画を紹介します。同動画は、記事執筆時点で再生数1980万回を突破しています。
マンハッタン中心部の超激安物件
投稿者は、さまざまな賃貸物件を紹介しているCALEB SIMPSON(@CALEBWSIMPSON)さんです。
この動画で紹介するのは日本でいう5畳ほどの広さの物件。マンハッタン島の中心部であるミッドタウンにあり、家賃は月650米ドル(記事執筆時点のレートで約10万円)です。
ニューヨーク市は全米でも特に生活費や家賃が高いことで知られ、動画が公開された2022年には平均家賃が初めて月額5000米ドルを超えて話題になりました。その相場を考えると、650米ドルは激安であることがわかります。
ここに住む女性が玄関ドアを開けて入ると、キッチンとリビングを兼ねるスペースでは飼い犬がお出迎え。部屋は整頓されおしゃれに飾られてはいますが、劇的な狭さです。
奥には2人がけのソファがあり、玄関脇の壁に設置したテレビはキッチン越しに見ることになります。ソファは来客時には広げてベッドのようにも使えますが、少し幅が短いので投稿者のCALEBさんには狭そうです。
ソファの脇にはロフトへ上がるはしごもあります。ロフトには寝るためのスペースが作られていますが、天井までの高さがとても低いので、少し起き上がるだけで頭をぶつけてしまいそうですね。
しかし、ロフトがあるぶんキッチン上は吹き抜けになっているので、狭くても意外と圧迫感はありません。なお、トイレとシャワーは室内にはなく、同じフロアの住人で共同使用。また、屋上に上がることができ、女性はしばしばそこで読書を楽しんでいるそうです。
圧倒的に狭い物件に動画視聴者からは、「ベッドと天井の間の距離も窓もないなんて悪夢みたい」「これより良い刑務所もあるよ」「これが住宅基準に違反しないとは信じられない」と驚きの声が多く見られました。
一方で、「この家賃がどれほど安いのかみんな気付いてないね」「ニューヨークでこんなに小さくて安い場所を見つけた彼女はすごい」「スペースを非常にうまく活用してる」と称賛する声も寄せられています。
なお、この動画が大きな反響を呼んだことから、投稿者はその後、この部屋に24時間住んでみた記録動画も公開しています。
画像はYouTubeチャンネル「CALEB SIMPSON」より引用
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