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OpenAI、スカーレット・ヨハンソン似のChatGPT音声は「模倣でない」とコメント 一時使用停止に(1/3 ページ)

ヨハンソンさんはOpenAIからの依頼を断っていたことを明らかに。

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 OpenAIは、ChatGPTの音声機能で使っている声の1つがスカーレット・ヨハンソンさんの声に似ているとの指摘を受け、模倣してはいないと説明しました。当該の音声は使用を一時停止するとしています。

 OpenAIでは2023年9月に立ち上げ音声機能で、Breeze、Cove、Ember、Juniper、Skyの5種の声を導入していました。5月14日にOpenAIが公開したGPT-4oのSkyの会話デモに対し、ヨハンソンさんの声に似ているとの指摘が寄せられました。

 OpenAIは、「AIボイスは有名人の声を意図的にまねるべきではないと考えている」と述べ、Skyはヨハンソンさんの声を模倣しておらず、ほかの俳優が自然に話している声を使っていると説明。プライバシー保護のため、俳優の名前は明かさないとしています。

デモの様子(動画から)

 AIボイスはキャスティングディレクターと協力し、「多様なバックグラウンド」「自然で聞きやすい」などを念頭に400人以上の候補から選んだとも説明。この件に対処する間、Skyの使用を一時停止すると述べています。

 ヨハンソンさんは米メディアに対し、OpenAIからChatGPTへの音声提供の依頼があり、断ったことを明かしています。それにもかかわらず自身の声に似ているSkyが登場したことにショックを受けたともコメント。

 OpenAIのサム・アルトマンCEOがSkyのデモ公開時に、「her」(ヨハンソンさんがAIを演じた映画のタイトル)と自身のX(旧Twitter)アカウントに投稿したことについても、ヨハンソンさんは「アルトマンCEOが声を意図的に似せたことをほのめかしている」としています。

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