「フィンランドでは“ある食べ物”が『ムーミンの肉』と呼ばれている」といううわさがX(Twitter)で話題に。一時は「ムーミンの肉」がトレンド入りする事態となりました。本当だとしたらだいぶエグいな……!
“ムーミンの肉”とは……?
ムーミンシリーズを手掛けたトーベ・ヤンソンはフィンランド生まれ。同国では、丸くて白くて弾力のある「モッツァレラチーズ」がムーミントロールの雰囲気と似ているので、“ムーミンの肉”と呼ばれている――というのが今回のうわさの趣旨のようです。
Xでうわさの由来を可能な限り追うと、2018年にも似たような投稿が海外で拡散されていたことが分かります。しかし厳密には「フィンランドでは『モッツァレラはムーミンの肉だ』と冗談を言う人が時々います」といった内容。つまりもともとはジョークであり、「広くそう呼ばれている」というわけではないようです。
当時この投稿は意訳されて日本でも広まり、ムーミンの公式Xアカウントが「“モッツァレラはムーミンの肉問題”に関して、多くのお問合せを頂いた」「2019年3月オープンの『ムーミンバレーパーク』ではモッツァレラを用いた飲食メニューの提供予定はございません」「ご要望がございましたらメニュー開発を検討します」と反応するなど話題を呼びました。
今回のうわさについては、もともとはローカルなジョークだったものが時間を経て「あたかも“フィンランドの常識”であるかのようなうわさが発生してしまった」といえそうです。Xでは「フィンランド人だが聞いたことがない」といった声が上がっている一方、「フィンランド人の友人に“ムーミンの肉”だと言われて以来、モッツァレラが食べにくくなった」といった体験談もみられます。
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