台風や地震などへの備えで、考えなくてはならないことの1つが水の確保。ボトルの水が買えなかった人がとったある工夫が、X(Twitter)に投稿され注目を集めています。
水を凍らせて保存する
投稿日は、宮崎県日向灘で最大震度6弱の地震が起きた8月8日の翌日。ボトルの水が売り切れで買えなかったXユーザーの「母ちゃん」(@machaamy69)さんは、Xで発見した「ジップロックに水貯めて冷凍しておくアイデア」を実行に移しました。
写真は、水道水で満たされたジッパー付きの袋が冷凍庫のトレーに敷き詰められた様子を収めており、「4日後氷使う予定あるので無駄にはしない! 氷は買わなくて済むし良し でかいの8袋冷凍したわ」と説明しています。
ただし、投稿者さんによると、「冷凍庫のものが溶けるのでいっぱい作るのはおすすめしない」とのこと。冷蔵庫の状況次第では少しずつ凍らせたほうがよさそうです。
「コレですよこれ」「とても素敵なアイディア」
災害に備えたアイデアの実行報告にリプライや引用リポストでは、「コレですよこれ」「なるほど! とても素敵なアイディアですね 情報ありがとうございます」「うちはローリングストック的に2リットルのをいつも2箱目開けたら次注文……としてる。今は暑いしエアコン止まったら怖いから、4本を冷凍してる。なにもないと願うし……無かったら近々車で旅するのでその時持っていく」などの反応が寄せられています。
浄水よりも水道水がいい
警視庁によると、水道水は常温で3日、冷蔵庫で10日程度保存できるといいます。冷凍ならより長い期間保存できると考えられますが、飲用として水道水を冷凍保存する場合には、こまめに取り換えることが推奨されるでしょう。また、浄水器を通した水や白湯は塩素の効果が弱まるため長期保存(飲用)には不向きとのことです。
冷凍庫で水を凍らせておくと飲むことができるだけでなく、多く作っていた場合は停電時に冷凍庫を保冷する効果もあります。過去には、台風で3日以上の停電を経験したことのある沖縄県民のXユーザーがこの対策を投稿して話題になったことも(関連記事)。
また、ジッパー付き袋で作った氷をそのまま使う場合のライフハックとして、袋を割り箸で区切るようにしてはさむことで、水筒に入れたり、タオルで巻いて熱中症対策に使う方法も話題になりました(関連記事)。水道水を冷凍保存する場合は、これも参考にするといいでしょう。
画像提供:母ちゃん(@machaamy69)さん
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