教授の誕生日祝いの“理想と現実”としてX(Twitter)に投稿された2枚の写真が対照的すぎると話題です。投稿は多くの反響を呼び、記事執筆時点で105万回以上表示され、約2万2000件の“いいね”を集めました。現実の写真の裏側を知ると、また違うものが見えてくるかも……?
「教授の誕生日祝 ←理想 →現実」
話題になっているのは、皮膚科専門医で近畿大学医学部皮膚科学教室の主任教授・大塚篤司さん(@otsukaman)のポスト。「教授の誕生日祝 ←理想 →現実」とコメントを添えて、印象が全く異なる2枚の写真を投稿しました。
画像生成AIのIdeogramで作成したという「理想の誕生日祝い」の写真には、高級そうなスーツに身を包んだ“見るからに教授”な高齢男性を白衣姿の男女が大勢囲み、にぎやかにお祝いしている様子が写っています。主役の眼前には特大ケーキも用意されており、まるで大盛り上がりのパーティーのような雰囲気です。
さて、現実の誕生日祝いを見てみると……あれっ!? 写真には白衣姿の大塚さんが写るのみで、お祝いしている人の姿は見当たりません。み、みんなたまたま体調不良だったのかな……。
「現実の誕生日祝い」写真の外にある真実
あまりにも懸け離れた理想と現実のギャップに思わず笑ってしまう2枚の写真ですが、実は「現実の誕生日祝い」には写真に写っていない真実がありました。
1つめは、撮影時には周りに大塚さんを祝う10人ほどのメンバーがいたということ。大塚さんによると「みんなで写真を撮りましょう」と声をかけても誰も反応せず、仕方なく1人だけの状態で撮ってもらったそうです。
「決してみんなと仲悪いわけではないですが(そう信じてます!)、どうしても遠慮がちになってポツンとしがちです。飲み会とかでも、自分の周りの席は最後まで埋まらず、遠いところからみんな座っていきます」と大塚さん。きっとシャイな皆さんが集まっているのですね!
そしてもう1つは、大塚さんの目の前にある2つのケーキがどちらも手作りであること。右側のケーキには、キュートな似顔絵も描かれています。大塚さんが多くの人に愛され、心から誕生日を祝われているていることが伝わる、“理想”よりもすてきな誕生日祝いだったのでした。
「愛を感じます」「現実のほうが理想的」と反響
写真を見た人からは「ものすごい手作り感の伝わるケーキ2個」「ご用意してくださった方の愛を感じますね。現実の写真すきー」「すてきですね」「現実のほうが理想的」など、一見寂しそうな現実からすてきなポイントを見つける声が集まりました。また同時に、大塚さんへのたくさんのお祝いの言葉が寄せられています。
そんな反響の大きさには大塚さんも驚いており、「ぼくは医局で1回も怒ったことはないですし、優しい教授のはずなんですが、孤独ということがわかってもらえるとうれしいです」とおちゃめにコメントしています。……あれ、やっぱり孤独なのかな……!?
大塚篤司さんの著書
画像提供:大塚篤司(@otsukaman)さん
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