ある離島の波打ち際で、ビニール袋に入った状態で遺棄されていた3匹の子猫を保護――。それから半年後の子猫の様子がYouTubeで話題です。動画は、記事執筆時点で約7万4000回再生されています。
離島の波打ち際で3匹の子猫を保護
動画を投稿したのは、2016年に福岡県から佐賀県に移住し、YouTubeチャンネル「ヒミツキチチャンネル」で釣りや家庭菜園、DIYの様子などを公開しているハルさんとジュンヤさんです。
以前、ビニール袋に入った状態で海岸に捨てられていた3匹の生まれたばかりの子猫を発見し、保護する様子を紹介しました(関連記事)。
保護してから半年が経過
10月10日。波打ち際で子猫を発見した日から半年が経過し、保護した兄弟猫の「キッキ」くんと「ニョッキ」くん(通称:ニョッキーズ)も生後ほぼ半年を迎えました。
ハルさんとジュンヤさんはもともと5匹の猫と暮らしていたため、里親を探す前提で3匹の子猫を保護。茶トラの1匹はすぐに里親が見つかり、ニョッキーズも里親が決まっていましたが、ある日、キッキくんにてんかん発作が出るように。里子に出すことが難しいと判断し、2匹そろって家族の一員になったという経緯があります。
なお、ニョッキーズを迎えたあとにも紆余(うよ)曲折があり、もう1匹子猫が増えてハルさんとジュンヤさん宅には現在計8匹の猫が暮らしています。
ニョッキーズの成長を振り返る
三男のキッキくんは、てんかん発作があるものの元気で、遊ぶより食べることが好きなのだといいます。ちょっぴり不思議な猫で、掃除機に立ち向かっていったり、火も怖くなかったりといった一面があるのだとか。
次男のニョッキくんはパパさんのことが大好き。パパさんに名前を呼ばれると、しっぽをぴーんと立ててやってくるのだそうです。
保護した直後の体重はキッキくんが116グラム、ニョッキくんが117グラムでしたが、半年経過して改めて体重を測ってみると、2匹の体重はともに3.3キロになっていました。半年でずいぶんと大きく、立派になりましたね。
動画ではその後、保護直後のキッキくんとニョッキくんがミルクを飲む姿や遊ぶ姿など、2匹と過ごした半年の様子がまとめられています。2匹が無事に大きくなり、2人が半年を振り返って笑い合えることがなんとも尊く、いとおしいです。
なお、保護直後に長男の茶トラ「大吉」くんの里親になってくれた方とは現在も親交があり、今回も動画を送ってもらったとのこと。
里親さんのお家には新入りの妹猫がやってきて、大吉くんはいつの間にかお兄ちゃんになっていました。新入り猫の「よしこ」ちゃんをすぐに受け入れてくれたという、心優しい大吉くんの体重は現在2.9キロだそうです。
「これからも幸せに過ごしてもらいたいです」の声
捨てられていた子猫3匹が元気に成長していることが分かり、コメント欄には「三兄弟があんなにか弱かったのに今では元気に逞しくなりましたね。これからも幸せに過ごしてもらいたいです」「保護してくださり、3匹とも大きくなれて幸せにしている姿を見ると涙が出てきます。良かった。ありがとうございます」といった声が寄せられています。
猫たちの様子は、ハルさんとジュンヤさんのYouTubeチャンネル「ヒミツキチチャンネル」で発信中です。また、サブチャンネル「釣りみにまにも」、Instagram(@tsuriminimanimo)では、釣りをメインに家庭菜園やDIYをする様子を公開しています。
(三日月 影狼)
動画提供:YouTubeチャンネル「ヒミツキチチャンネル」
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