学校の図工室にある「角イス」の製造工程を紹介する動画が、YouTubeで注目を集めています。組み立てる工程だけかと思いきや、なんと材料の木を伐採するところから始まります。
切られた木がカメラに迫るスリリングな開幕
この動画は、科学技術振興機構(JST)が運営するYouTubeチャンネル「SCIENCE CHANNEL(JST)」の人気シリーズ、「THE MAKING」の最新作。今回は杉の木をチェーンソーで豪快に切り倒すシーンから始まります。倒れた木がカメラに直撃するなど、開幕からむやみにスリリング……!
生木は重機で切りそろえられてから製材所へ持ち込まれ、板材へ成形。水分を含んだまま使うと、乾いた後に変形や破損が生じるため、専用の炉でじっくりと時間をかけて乾燥させます。その燃料には切り出した木材の端材を使うという無駄のないシステムも見どころですね。
板材は部品の形に切り出され、組み立て工程を経て完成へ。ただ組むだけでなく、劣化するおそれのある“節”(死に節)の部分をドリルで取り除き、丸い木材で埋めるというていねいな仕事ぶりも見られました。
実質「木材製造の裏側」?
「角イスのできるまで」の全てが収められた動画に、YouTubeのコメント欄には「図工室のイスと言いつつ木材製造の裏側を見せてくれる」「こうして学校で何十年使われても壊れない椅子ができるのか」といった反響が寄せられ、木材がカメラに迫るアングルに「神回確定」「すごいサービス精神」という声も見られました。
「THE MAKING」シリーズはこれで通算330回。ほかにも、市販のプリンや銅像の製造工程、「通販の品物が届く過程」など、興味深い映像が見られます。
画像はYouTubeチャンネル「SCIENCE CHANNEL(JST)」より引用
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ほつれた髪の一本一本まで描写。