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「気を付けます」 寒い季節に危険な“ヒートショック” 今日からできる対策を消防組合が紹介「温度のバリアフリー化を」(1/2 ページ)

すぐにできる対策3つ紹介。

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 可茂消防事務組合(岐阜県美濃加茂市)が公式X(Twitter)アカウントにて、寒い季節に注意すべき「ヒートショック」の対策を紹介しています。いずれも今日からできる対策なので、参考にして入浴するようにしましょう。

今日からできる予防・対策ポイント3つを紹介

 ヒートショックは、急激な温度変化によって血管が縮み、一気に血圧が上下することで脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす現象です。主に暖かい暖房の効いた部屋から、寒い脱衣所・浴室に移動する際などに起こります。

 投稿された動画では、男性が脱衣所で服を脱いている途中で突然胸が痛くなり、そのまま意識がなくなって翌日の朝に発見されたという例を紹介しています。

消防組合がヒートショックへの注意喚起 声を上げて助けを求める前に意識を失ってしまった男性の例を紹介

 すぐにできる予防・対策として、1つ目が「熱いシャワーを壁にかけて浴室全体をあたためる」、2つ目が「湯船の蒸気であたためる」。服を脱いでしまう前に浴室を十分あたためることで、血圧の急な上昇を防ぐことができます。

消防組合がヒートショックへの注意喚起 熱めの温度のシャワーを壁にかけることで浴室が暖まります
消防組合がヒートショックへの注意喚起 お風呂をためている場合はフタを開けてあたためる方法も

 そして3つ目は、家族と一緒に暮らしている場合は「お風呂に入る前に家族にひと言伝える」ことも重要とのこと。たったそれだけですが、家族が異変に気付いて命が救われることもあると伝えています。

どうしても寒いスポットがある場合は暖房器具を使いましょう

 浴室を暖めても脱衣所が寒いという場合は、カーボンヒーターといった暖まるまでが早い暖房器具を設置するといった工夫も必要になってきます。これから冷え込みが厳しくなりますが、お風呂の時間をリラックスして過ごすためにも、今から準備しておくといいでしょう。

画像は可茂消防事務組合公式アカウント(@Kamo_Syoubou)より引用

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