子育て世代の男性で「育休」を取ったのは47.6% 東京都の調査で判明、思うように取得できなかった理由は「職場の雰囲気」
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東京都が都内在住の男女5000人を対象に、家事・育児に関する意識調査を実施し、その結果を「男性の家事・育児実態調査 2023」として発表しました。調査対象となった子育て世帯の男性2000人のうち、「育児休業を取得した」と回答したのは47.6%と半数近くにのぼることが分かりました。
調査は2023年7月31日~8月21日に、都内在住者5000人を対象に実施。回答者のうち4000人(男女各2000人)が未就学児を持つ子育て世代、残り1000人が18~69歳(男女各500人)となっています。
子育て世帯の男性の育休取得率は47.6%
子育て世代の男性2000人に「あなたは育業(※)しましたか」と聞くと、47.6%の人が「はい」と回答。子どもの年齢別に見ると、育休取得率が最も高いのは0歳児の子がいる男性で58.0%。次いで1~2歳児の子がいる男性(51.5%)、3~4歳児の子がいる男性(43.7%)、5~6歳児の子がいる男性(38.2%)と、最近子どもが生まれた男性の方が取得率が高い傾向にあることが分かりました。
(※)「育業」は、東京都における「育児休業」の愛称。公募によって決定され、都は「育休」に変わる呼称として普及させようとしている。
子育て世代の男性に「育業しなかった理由・希望よりも育業期間が短かった理由」について聞いたところ、「職場が育業できる雰囲気ではなかったから(言い出せなかった)」(41.2%)、「自分が育業すると仕事が回らなくなり、職場に迷惑をかけると思ったから」(41.0%)などの理由が上位に入りました。その後「育業中の収入減が家計に影響するから」(30.3%)、「昇進・昇格・評価に影響すると思ったから」(18.0%)、「職場(上司)から育児休業制度に関する案内がなかったから」(15.2%)と続きます。
一方「希望通り育業できた理由・希望以上の期間で育業できた理由」について聞くと、半数近くの人が「職場が育業しやすい、育業を言い出しやすい雰囲気だったから」(49.3%)と回答。そのほか「育業がキャリアに悪影響を及ぼさないと思ったから」(28.8%)、「職場(上司)の理解があったから」(26.6%)、「業務分担の見直しや代替要員の確保など、職場が育業中のサポートをしてくれたから」(25.4%)などが上位に入りました。
東京都は、男性が希望通り育業できるかどうかは「職場の雰囲気が重要なポイント」だと指摘。「職場全体で『子供が生まれる=男性も育児をして当然』『お祝いなんだ』というムードを作ることで、雰囲気を変えていきやすくなると思います」とコメントしています。
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