「#7119」「#9910」はどこにつながる? 覚えておきたい「シャープ(#)+数字4桁」の電話番号を3つ紹介

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 日常生活の中で、「#8000」といった電話番号を見かけたことはありませんか? 110や119、といった3桁の電話番号はおなじみですが、シャープ(#)の記号から始まるものはちょっと珍しいですよね。

 今回はこの「シャープから始まる電話番号」はどこにつながるのか、3つの番号を紹介します。

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「#+4桁の数字」の電話番号の正体とは?

画像:PIXTA

 その前に、まずはこの「シャープから始まる電話番号とは何か」について解説。

 「#8000」などシャープから始まる4桁の電話番号は、「シャープダイヤル」「着信短縮ダイヤル」などと呼ばれている番号です。NTT東日本・NTT西日本をはじめとした電気通信事業者が提供しているサービスで、使用できる番号は、「#7000」から「#9999」まで。番号によって全国どこからでも通じる「全国利用型」と、特定のエリアでのみ使用できる「ブロック内利用型」に分けられ、さらに各事業者と個別に利用契約を結ぶ必要があるため、中には一部地域や通信キャリアからは利用できない、というシャープダイヤルも存在します。

 シャープダイヤルの概要がわかったところで、実際にどんな番号が使われているのか、見ていきましょう。

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#7119

 「#7119」は、「救急安心センター」につながります。急に具合が悪くなったときなど体調に関して相談できる番号で、「救急車を呼ぶべきか」「今すぐにでも病院に行ったほうがいいか」などを判断してくれます。「救急相談センター」「救急電話相談」など名称はさまざまですが、多くの都道府県や自治体で利用可能です。なお実施エリアは消防庁のサイトなどに掲載されているので、お住まいのエリアは対応しているのか、あらかじめ確認しておくとよさそうです。

 なお救急相談の窓口として、子どもを対象とした「子ども医療電話相談(#8000)」もあります。こちらは47都道府県すべてで実施されているので、いざというときも安心ですね。

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#9110

 「#9110」は「警察相談専用電話」。発信地に応じて各都道府県の警察本部などの総合窓口につながります。警察への電話、といえば3桁の「110番」が思いつきますが、こちらはすぐにでも警察官を呼ぶ必要があるような「緊急の事件・事故」などを対象とした緊急通報用の番号。「#9110」は、「詐欺にあってしまったかもしれない」「つきまといの行為を受けている」など、警察に相談したいことがある場合に活用できる番号となっています。

 寄せられた相談に応じて、専門の部署や機関にも引継ぎを行っているそうなので、なにか相談したいことがあればまずこちらにかけてみるのがよさそうですね。

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#9910

 「#9910」は、道路にまつわる緊急事態を通報できる「道路緊急ダイヤル」の番号です。路面に開いた穴や段差、ガードレールなどの損傷、落下物や土砂・落石といった道路にまつわる異状に対応し、安全を確保することを目的としています。国土交通省が運営を行っており、全国の道路を対象に24時間通報を受付中です。なお、道路以外や私道などの私有地に関する通報は対象外となっています。

 2024年3月29日からは、LINEでの通報も可能に。便利な機能として、SNSでも話題になりました。

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

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