みんなの想いを運ぶ坂井青年!平和の祭典と呼べるオリンピックになるのか! 『いだてん』第46話、ネット上の反応は?

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 今週の「いだてん」放送直前のおさらい! 前週の内容と評価をお届けします。

 1964年、東京オリンピック開催。それを実現させるために奔走した金栗四三、田畑政治の姿を脚本家宮藤官九郎が描きました。主人公が1部、2部で交代する構成や数多くの伏線が張り巡らされたストーリー展開で話題のいだてん。終盤になり、いよいよ物語は盛り上がっています。

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「いだてん」第46話(12/8放送)のあらすじ

 いよいよ1964年となり聖火リレーの準備は大詰め。岩田(松坂桃李)は最終走者として、原爆投下の日に広島で生まれた青年(井之脇海)を提案するが、政府に忖度する組織委員会で反対にあう。

 政府はアメリカの対日感情を刺激することを恐れていた。平和の祭典としてのオリンピックを理想とする田畑(阿部サダヲ)は、解任以来初めて組織委員会に乗り込む。アメリカとどう向き合うべきか。外交官出身の平沢(星野源)が秘策を思いつく。  (『いだてん』公式サイトより)

(C) NHK
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「いだてん」第46話のネット上での評価

 ネット上での『いだてん』第46話の評価は、「ポジティブ」が80.1%となりました。

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第46話最大の盛り上がりポイントは20:40頃

 第46話、最も盛り上がったのは、坂井青年(井之脇海)が国立競技場で聖火リレー最終走者としてリハーサルに取り組むシーン。坂井青年は、リレー走者の選手にはなれなかったものの、出生の背景を理由に最終走者に選任されました。「おい! 8月6日」と呼ぶ田畑に対し、国立競技場で激昂する。彼が自分自身の存在意義を主張する場面は衝撃的だったと話題に。

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日本国内各地と人々の想いを繋いだ聖火リレーに感動!

 1964年、日本国内4カ所からスタートし、津々浦々を巡った聖火リレー。当時の様子に思いをはせ、郷愁に浸った視聴者は多かったようです。Twitter上には、「聖火がこういう風に東北の片田舎に来てくれたんだなぁ…」「あの東京オリンピックをリアルタイムで見ていたことは、すごく幸福なんだと思える」と1964年の思い出を語るツイートが見られました。

 また、当時の記憶はないものの、親から教えてもらったエピソードを思い出し、過去と現在を繋ぐストーリーに感動した方々も見られ、「私も母に背負われて、東京五輪の聖火リレーを見たらしいです」などのツイートが。大河ドラマが会話のきっかけとなった家庭は多かったのではないでしょうか。

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坂井青年の叫びに涙

 聖火リレー最終走者に大抜擢された坂井青年。原爆投下の当日に広島で生まれた平和の申し子として祭り上げられ、戸惑いを隠しきれない様子で描かれていました。これに対しネット上では、「選手(競技者)としてオリンピックに出たかったよね、聖火ランナーになるために産まれて来たんじゃないよね」や「マスコミが本人と関係ない所で持ち上げ過ぎるんだよね」と彼の胸中をおもんばかるコメントが散見しました。

 中には、「平和の祭典で歴史的ジェノサイドの日に生まれた若者が平和の象徴掲げて走るって行為がどこから見ても完全に政治的」など、オリンピックの政治利用について言及する投稿も。しかし、「8月6日でも、アトミックボーイでもない」「僕は坂井です」と叫ぶ坂井青年の姿は視聴者のモヤモヤを一掃してくれました。「どこまでも真っ直ぐで、どこまでも尊い」とファンに称賛されています。

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平沢の活躍に歓喜!

 アイドル的な存在となっている平沢。第46話では、外交官時代に培った経験と、NHK解説委員ならではのアイデアを生かして大活躍。テレビの力を用い、沖縄での日本国旗の掲揚を成功させます。「平沢解説委員、なかなかの策士で素敵!」というツイートも見られました。

 平沢の名案によって、沖縄の住民が日の丸の旗を持って沿道に集まり、聖火ランナーにエールを送ることに。アメリカの統治下、本土の人々と同様にオリンピック開催を喜ぶ沖縄の人々の姿は、心に染みるものがありました。このシーンに対して、「沖縄県民として胸がつまった」や「当時の県民にとって大きな希望だったんだな聖火は」という意見が上がりました。また、島民の複雑な心情を感じ取り、「しみじみ泣けてきたんですよねぇ。ここからもう泣きっぱなし」と呟いている人も。

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まとめ

 第46話は、周囲のプレッシャーに押しつぶされそうになる坂井青年を主軸に、色々な人物な視点から、聖火リレーとオリンピック開催直前の様子を描きました。平和の祭典と呼ぶに相応しいオリンピックを追求し、アスリートファーストを第一とする難しさがひしひしと伝わる内容でした。

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ついに最終回、1964年東京オリンピック当日

 次回第47話は、ついに最終回。1964年10月10日、東京オリンピック開会日当日の物語です。国立競技場で田畑と金栗が感動の再会を果たし、日本のスポーツ界の礎を築いた面々が集う。約1年に及んだ長編の集大成を愉しみにしましょう。

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