「都道府県議員の女性比率が高い」都道府県ランキングTOP47 1位は「東京都」【2021年8月版】

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 ジェンダーや多様性を重んじる世界的な潮流の中、政治の分野においても女性議員の参画は大いに期待されるところです。しかし、国際的な議員交流団体「列国議会同盟」が2021年3月に公表した報告書によると、2020年の世界の国会(二院制の場合は下院に相当する議会、日本の場合は衆議院)における女性議員の平均比率は25.5%に対し、日本は9.9%で166位を記録。世界的にみると、まだまだ低水準のようです。

 そこで今回は、内閣府の「男女共同参画局」が発表した「女性の政治参画マップ2021」をもとに、都道府県議会の女性比率が高い都道府県ランキングを紹介します。あなたのお住まいの自治体はTOP3入りしているでしょうか? なお、このランキングは2021年8月1日時点のデータを基に作成されています。

(出典:男女共同参画局「女性の政治参画マップ2021」

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第3位:神奈川県(18.3%)

画像は「写真AC」より引用

 第3位は「神奈川県」でした。神奈川県の県議会議員数は104人で、そのうち女性議員数は19人です。神奈川県では各市町村議会における女性議員の割合も比較的高く、2020年12月末時点では多くの自治体で20%を超えており、その平均値は23.2%。茅ヶ崎市や鎌倉市など、30%を超える自治体も9つあります。

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第2位:京都府(21.7%)

画像は「写真AC」より引用

 第2位は「京都府」でした。京都府議会議員60人のうち、女性議員は13人です。京都は府議会議員に占める女性議員の割合が多いことでも知られている自治体。京都府内の市町村議会における女性議員比率の平均値は19.8%となっていますが、京都市や宇治市などは20%以上、木津川市や城陽市などでは30%以上が女性議員となっています。

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第1位:東京都(32.3%)

画像は「写真AC」より引用

 第1位は「東京都」でした。東京都議会議員127人のうち女性議員は41人で、その割合は32.3%となっています。東京都議会は国政にも影響力があることで注目が集まりますが、2021年7月の選挙では前回(36人)から5人の女性議員が増えました。各選挙区でトップ当選した女性議員も15名と多く、大きな変化だったといえるでしょう。2021年11月22日時点の政党別女性議員数を見ていくと、共産党の14人が最多で、続いて小池百合子都知事の率いる都民ファーストの会の11人が続いています。

 なお、東京都における市区町村議会の女性議員比率の平均値は29.3%。多くの自治体で30%を超える比率となっており、東京では多くの女性が政治の世界で活躍していることがうかがえます。

 ランキングの全順位は、次のページからご覧ください!

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