集英社、アプリ「画太郎ババァタワーバトル」の配信を停止 「『どうぶつタワーバトル』への敬意と配慮欠いた」
一部で「どうぶつタワーバトル」との類似が指摘されていました。
集英社は6月5日、一部で「どうぶつタワーバトル」との類似が指摘されていた、スマートフォン用アプリ「画太郎ババァタワーバトル」の配信を中止したと発表しました。
同アプリは、漫☆画太郎著「星の王子さま」のコミックス第2巻発売を記念して、6月4日にリリースされたもの。漫☆画太郎さんの漫画ではおなじみの「ババァ」を交互に積み重ねていき、先に崩れて土台から落ちてしまった方が負けという内容となっていました。
しかしリリース直後から、アプリ「どうぶつタワーバトル」との類似を指摘する声があり、さらに開発者のYuta Yabuzakiさん本人(@planet12app)も夜になって「漫画大好きだけど、2巻発売記念リリース☆みたいなノリでパクられてるのすごく悲しい」とツイート。このためネット上では「明らかなパクリですよね」「許可とか取らずにやっちゃうんですね……」など、集英社に対し批判が集中していました。
編集部では集英社に対し「どうぶつタワーバトル」との関係など問い合わせていましたが、5日夕方になって以下のような回答がありました。
6月4日に株式会社ミリオンダウトよりリリースされたゲームアプリ「画太郎ババァタワーバトル」を、同社と協議のうえ、本日、配信中止といたしました。
同ゲームは、集英社の許諾のもと、ミリオンダウトにより企画開発されたもので、先行するパズルゲームのひとつ「どうぶつタワーバトル」の面白さとアイデアに着目して、それらを漫画キャラクターの世界観の中で新たに組み立てられないかと模索し制作されました。しかしながら、結果的には「どうぶつタワーバトル」の開発者に対する敬意と配慮に欠けた内容のリリースとなってしまい、反省しております。
先行ゲーム開発者のYabuzaki様、ならびに配信中止によりご迷惑をおかけしたユーザーの皆様に、深くお詫び申し上げます。
(集英社の回答より)
アプリは5日18時の時点で取り下げられたとみられ、現在はiOS版、Android版どちらもダウンロードできなくなっています。
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