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» 2011年06月28日 11時00分 UPDATE

「ロケタッチ」がバージョンアップ 近くの人に「ハイタッチ」すると……

「ロケタッチ」がコミュニケーション機能を強化。今いる場所を登録(タッチ)するだけでなく、近くにいるユーザー同士が「ハイタッチ」できるようになった。

[宮本真希,ITmedia]
画像 ハイタッチ

 ライブドアは6月28日、位置情報共有サービス「ロケタッチ」で、コミュニケーション機能を強化した。独自の「いいね!」ボタンを搭載したほか、近くにいるユーザー同士が「ハイタッチ」する機能などを追加した。

 ロケタッチは昨年7月にスタートし、利用者は約3万5000人。全世界で1000万ユーザーを抱える「Foursquare」と比べれば規模は小さいが、ローソンとコラボしたキャンペーンを展開するなど、企業からの引き合いはかなり増えているという。

 当初は実験的なプロジェクトという位置づけで、同社内に専任スタッフがほとんどいない状態だったが、今年4月に専門部署を発足させ、今は数人体制で運営している。同社がロケタッチに寄せる期待と今後の展開を探ってみよう。

ハイタッチってどうやるの?

 ロケタッチは、今いる場所の位置情報を登録(タッチ)し、地図上で友人と共有する。タッチする場所や回数など一定の条件を満たすと勲章「シール」がもらえる仕組み。コンセプト「ぼくとなかまの ぼうけんのしょ」が示す通り、手書きの地図を作って遊んだ小学生のころのようなわくわく感がテーマだ。

 48万件のスポットが登録されており、1日に平均1万2000回タッチされている。ユーザーの男女比は、男性が75%、女性が25%。20〜30代のユーザーが7割を占めている。

 今回、ユーザー同士が「ハイタッチ」する機能が追加された。自分が今いる場所の近くに2時間以内にいたユーザーに「ハイタッチ」を申請でき、承認されると2人が共通して行ったことのある場所のリストを閲覧できたり、シールがもらえたりする。

 TwitterやFacebookのID、電話番号などプロフィールをあらかじめ登録しておけば、ハイタッチ時にプロフィール情報を交換することも可能。イベントや交流会などで気軽にコミュニケーションできるツールとして使ってもらいたいという。


画像 ハイタッチボタンができた
画像 スポット一覧でそれぞれの場所に「いまいる」ユーザーがチェックできる
画像 いいねボタンも

 「でんわ帳」も新しい機能の1つだ。タッチした履歴はこれまで20件までしかさかのぼれなかったが、でんわ帳にすべて保存されるようになり、今まで行った場所を簡単に振り返ることができるようになった。それぞれの場所の電話番号が登録されていれば、でんわ帳から直接かけることが可能だ。

 タッチやハイタッチ、タッチした場所に関するコメントを残す「ノート」に、「いいね!」するボタンも新設した。

 バージョンアップは、まずはiPhone/Androidアプリ版で対応した。PC・携帯電話から利用できるWeb版も順次対応する予定。

プーマやサントリーもキャンペーン ロケタッチのビジネスとは

画像 ローソンのキャンペーンでは、開始から12日間で3万2000件タッチされた

 ロケタッチではこれまで、ローソンタワーレコードがキャンペーンを展開してきた。例えばローソンでは、タッチすると人気商品「からあげクン」のシールがもらえ、集めたシールの枚数に応じた景品を抽選でプレゼントしている(6月30日まで)

 企業からの引き合いは多く、「こちらから声をかけなくても話がくる」(同社ロケタッチグループの河野智彦マネージャー)状態という。6月にはプーマが、7月にはサントリーがロケタッチでキャンペーンを始める予定。「位置情報サービスはネットとリアルを融合させる可能性を秘めているもの。企業が熱い視線を送り始めている」と話す。

 「Googleが検索キーワードをもとに強大なビジネスを築いた」ように、位置情報を大きなビジネスにつなげていきたいという。例えば、位置情報や行動履歴とマッチした広告を出せるようになれば「ユーザーに喜ばれる広告が実現できる」。ロケタッチの事業はまだ黒字化していないが「今後のビジネスの可能性が高いので、無理に収益化するよりも、まずはサービスを定着させていく」考えだ。

 位置情報をネットで公開することに抵抗を感じるユーザーも少なからずいる。河野マネージャーは、お金をタンス預金ではなく銀行に預けて運用するように「ユーザーは個人情報や行動履歴を安心できるサービスに預け、クーポンなどの仕掛けでどんどん楽しんでもらえれば」と話す。

 FoursquareやFacebookのチェックイン機能といった類似サービスと差別化していくためのポイントは、ロケタッチの「小学生のころのような」世界観。「ローカルな文化に考慮して作ったサービスと、全世界おしなべて提供するものとでは差が出ると思う。デザインなどには力を入れ、“日本ならでは”を推進していく」と意気込む。

 先日APIを公開した。「ラーメン好きのための位置情報アプリ」など、ロケタッチをプラットフォームとしたサービスが広がっていくことを期待している。

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