pixiv、ネットでの批判にコメント ユーザーに謝罪

イラスト投稿SNS「pixiv」が一連の騒動についてコメント。ユーザーに謝罪し、「サービス運営の改善に全力で取り組ませていただきます」としている。

» 2011年07月27日 21時51分 公開
[ITmedia]

 イラスト投稿SNS「pixiv」は7月27日、同サービスへの投稿作品を無断使用したとされるアーティスト団体との関係などについてコメントを発表した。「ユーザー様に多大なるご心配、ご懸念を抱かせる結果となりましたことを、深く陳謝いたします」と謝罪している。

 pixivが昨年実施したイラストコンテストへの投稿作品が、アーティスト団体「カオス*ラウンジ」の作品に無断使用されているとユーザーが指摘し、pixivがイラストの使用許諾を与えたのではないかと批判する声が上がっていた。同団体はpixivユーザーが中心であり、両者が過去にイベントや雑誌で一緒に紹介されたことなどから、両者に何らかの関係があるのではないかとする見方があったためだ。

 pixivはこれに対し、カオス*ラウンジやそのメンバーが、同社とその役員・社員と「関係している、または制作・展示に協力しているという事実は一切ございません」と否定。同団体にコンテスト応募作品の使用は許可していないと説明している。当該のコンテストに限らず、投稿作品を使用する場合は必ず作者に連絡して許可を取っているとしている。

 カオス*ラウンジに所属するユーザーのpixivアカウントへの対応が遅れたことについては、権利者からの明確な連絡がなかったためとした。また、この問題に関連するタグをつけたイラストやユーザーが無差別に削除されているとの批判もあったが、pixivは「このような事実は一切ございません」と否定している。

 「ユーザー様に多大なるご心配、ご懸念を抱かせる結果となりましたことを、深く陳謝いたします」と謝罪し、「ユーザー様の創作活動が快適に行える場でありたいという基本に立ち戻りまして、現状の体制について深く反省し、いただいたご意見・ご要望を真摯に受け止め、今後のサービス運営の改善に全力で取り組ませていただきます」としている。

 この騒動を受けて、pixivの運営方針などに不満を抱いたユーザーが大量にイラストサイト「TINAMI」「PiXA」になだれ込んでいるようで、両サイトともトラフィック急増への対応に追われている

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