イギリスのニュースサイト「The Guardian」にて、ゲームにおける「3D酔い」についての興味深い考察記事が掲載されています。それによると、ゲームの3D酔いは、市販の酔い止め薬か、またはプレイヤー自身が徐々に「慣れる」ことで改善できるとのこと。
3D酔いについては海外でも悩んでいる人は多く、ある調査では対象者の10%〜50%がゲーム中に吐き気などの体調不良を感じたことがあると答えたそう。3D酔いが起こる理由についてはいまだ完全には解明されていませんが、一般的には体が「動き」を感じていないにもかかわらず、目や耳から入ってくる情報によって、脳は「体が動いている」と錯覚してしまうため、その感覚のズレが3D酔いを引き起こすのだと言われているようです。
では、果たしてこれを治療・改善する方法はあるのか? 専門家は次のようにアドバイスしています。「方法の1つは慣れることです。短い刺激から初めて、徐々に長い刺激へと体を慣らしていくこと。そしてもう1つは薬により症状を抑えることです」。
ここで言う薬というのは、一般に販売されている、乗り物酔いの薬のこと。記事内では、実際に市販の「Joy-Rides」という薬を服用してゲームに臨んでいますが、結果、いつもなら30分ほどでプレイを続けられなくなってしまうところ、74分間にわたってゲームをプレイできたとのこと。その後はやはりいつものように気分が悪くなってしまいましたが、確かに乗り物酔いを軽減する効果はあったとしています。
ただ、これらの効き目には個人差があり、また「効くかもしれない」というプラシーボ効果によるところもあると記事では指摘。実際、「Joy-Rides」とは別の薬や、また腕に巻いて乗り物酔いを軽減するリストバンドなどについてもそれぞれ試してみたところ、こちらは「Joy-Rides」ほどの効果は見られなかったそう。また、薬には多かれ少なかれ何らかの副作用もあるため、その点にも注意が必要です。
人によってはまったく感じないこともある一方、「酔う」人にとっては深刻な「3D酔い」。今後ゲーム業界側でもさらに調査を進め、克服・軽減の方法を見つけてほしいと、記事では締めくくっています。
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