ネコに癒やされながら働ける 「ネコワーキング」をのぞいてきたコミュニケーションも捗るニャン(2/2 ページ)

» 2012年03月29日 10時00分 公開
[池田園子,ITmedia]
前のページへ 1|2       

画像 もふもふのネコたちに癒やされる入居者も多い
画像 かわいいっ


ネコが緊張を壊して和ませる

画像 ネコワーキングを運営する広瀬眞之介さん

 運営者の広瀬眞之介さんは、地域活性化事業などを手がける会社を経営している。地域活性から派生して働き方について考えるようになり、コワーキングという働き方に着目するようになった。「世界一楽しい仕事場と働き方を作りたい!」――コワーキングスペースを作った背景にはそうした思いがあったという。

 コワーキングスペースでネコを飼うことにしたのは、何気なく「ネコ飼ってみたらイイじゃん?」という話が出たから。数人にヒヤリングをしていくうちに、ネコがアニマルセラピー、コミュニケーションのハブの役割を果たし、スペース自体がクチコミで広がりやすくなるなどの意見が出た。この案が昨夏に内閣府のビジネスプランコンテストで入賞し、獲得した補助金と自身の貯金で開設が実現した。

 ネコの効果は抜群だ。堅苦しい打ち合わせ中に突然ネコがやってきて場を和ませたり、初めて会う人同士がネコの行動で笑いを共有でき、コミュニケーションしやすくなるということはよくあるという。息抜きにネコとじゃれるのも楽しい。備品の「ねこじゃらし」を借りることもできる。

 取材に訪れたときには、ネコワーキングでインターンをしている学生、劇作家の男性などがいた。入居者は20〜70代と幅広く、NPO、公務員、DJ、格闘家、デザイナー、薬剤師、ヨガ講師、フリーランス、会社員などさまざまな職業の人がいる。入居者同士で話すことで、プロジェクトも生まれつつあるという。

 入居の条件は、「世の中や自分の人生を一歩でも進めたいと考えていること」と「そのために力を借りたい、力になれるなら力を貸したいと思っていること」。働き方や所属にはこだわらない。会社員でも、フリーランスでも、起業家でも、NPOでもOKだ。「自分の力が誰かのためになればいいなという思いの人が多い」と広瀬さん。広瀬さんの専門分野である地域活性に関心を持ってやってくる人、広瀬さんの講演を聴いて共感して入ってくる人もいるという。

 「自分のできることをほかの人と共有したい、勉強したい、役立てたいという方に来てほしい」と広瀬さんは語る。まだ席には余裕があるので、気になる人は一度訪れてみてはいかがだろうか。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」