僕らがカスタネットだと思っていたアレはカスタネットじゃなかった? →「カスタネットで合ってます!」

ミハルス? それともやっぱりカスタネット?

» 2012年08月02日 18時37分 公開
[ITmedia]
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 最初に結論を書いちゃいますが、あれは「ミハルス」ではなく「カスタネット」で合ってます! 「今までずっとカスタネットだと思ってたうわあああああ」と焦った人、ご安心ください。

 そもそもの発端は、掲示板やTwitterで広まった「お前らがカスタネットだと思っているアレは実はカスタネットじゃなかった」というウワサでした。正しくは「ミハルス」と言うんだそうですが、どうも調べてみると「ミハルスが正しい」説と、「やっぱりカスタネットで合ってる」説があっていまいちハッキリしない。ということで、杉並区の楽器会社「プラス白桜社」さんに、どっちが正しいのか電話で問い合わせてみました。

画像 Wikipediaの「ミハルス」のページ。確かに、見慣れた赤と青のアレの写真があります

「カスタネットで合ってます。ミハルスというのは日本のカスタネットの原型のようなものですね」(プラス白桜社 担当)

 説明によると、カスタネットというのはもともとスペインの楽器で、フラメンコなどを踊る際に使ったもの。これをより扱いやすくして日本に持ち込んだのが「ミハルス」なんだそうです。

「千葉みはるさんという人が考案したから『ミハルス』。本来のカスタネットは、2枚の板をひもでつないであるだけで、間に指を入れて自分で開閉しなければならなかった。そこで板に指を入れる穴を取り付けて、初心者でも簡単に開閉できるようにしたのがミハルスです」(プラス白桜社 担当)

画像 本来のスペイン版カスタネットはこんな感じ。自動で開く仕組みがないため、鳴らすのにはちょっとコツがいります(画像はWikipediaの「カスタネット」のページより)

 その後、このミハルスをもとに、板同士をゴムひもでしばって自動で開閉するようにした「ハンドカスタ(ハンドカスタネット)」という製品がリリースされ、これが現在のカスタネットの基本形に。やがてこれらはまとめて「カスタネット」と総称されるようになり、現在に至っているのだそう。ちなみにプラス白桜社で現在製造・販売しているものも、商品名は「カスタネット」なんだそうです。

 とは言え、今の日本式カスタネットの源流がミハルスにあったことは間違いなく、カスタネットのことをミハルスと呼ぶのもあながち間違いではない模様。Twitterでは昨夜から今朝にかけ「ミハルス」がずっとトレンドワードに入っていましたが、とりあえず周りに「ずっとカスタネットだと思ってたああああ!」と慌てている人がいたら「間違いじゃないよ!」とやさしく教えてあげてくださいね。

画像 現在のカスタネットは、板をゴムひもでつないであるため、叩いた後は自動で開いてくれます(Wikipediaの「ミハルス」のページより)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2403/17/news022.jpg 【追記あり】夫に「油買ってきて」と頼んだのに、手ぶらで帰宅した理由はまさかの…… とんでもないオチに「やめてww」「久しぶりに大爆笑」
  2. /nl/articles/2403/18/news022.jpg 1歳息子の“はじめての寝落ち”が140万再生 10歳兄のやさしい行動に「なにこの平和でかわいい世界」「最高に癒やされる」と絶賛の声
  3. /nl/articles/2403/17/news063.jpg 「予言者いた」「先見の明」 大谷翔平選手&真美子さんの結婚を2021年時点で予言(?)している投稿が発掘され話題に
  4. /nl/articles/2403/17/news047.jpg 北海道内の移動距離を本州と比較したら…… 感覚がバグるマップ画像に「これが北海道」「大きすぎる」
  5. /nl/articles/2403/18/news042.jpg 生後1カ月の赤ちゃん「ぼく泣かないもんねっ」 うるうるおめめとへの字口が「はぁ〜たまらん!」「ぐぁぁああああっっ」取り乱すほどかわいい
  6. /nl/articles/2403/15/news126.jpg 「一番イチャイチャしているように見える」 大谷選手が公開した写真でドジャース山本由伸選手の“手つなぎ”?が話題に 「そっちに目が行く」
  7. /nl/articles/2312/29/news019.jpg 「妻の服を勝手に着て脱げなくなったムキムキ夫とデカワンコ」に爆笑の嵐 シュールすぎる状況が500万表示突破
  8. /nl/articles/2403/18/news025.jpg “おしりが5日で変わる”トレーニング! 「明日からやるか」「1日1回だけなら続けられる」と累計3000万再生突破
  9. /nl/articles/2403/18/news056.jpg 大好きなボールを100個プレゼントされたときのワンコの表情に「放心ww」「引いてない?」 直視できない姿がSNSで話題
  10. /nl/articles/2403/18/news064.jpg 赤ちゃんが妙に静かだと思ったら…… 思わぬものへの“真剣モード”に笑顔になる人続出「たれたもちもちほっぺたまらん!」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  2. 昭和時代に“無かった物”が写っている……? 細かすぎて伝わらない「未来から来たことがバレた写真」に6万いいね
  3. 「マジで汚い」「こんなもんです」 辻希美、“大散乱”のリビングと“新”キッチンの差を公開し共感の声集まる
  4. 双子の赤ちゃん、姉が全力でくしゃみして…… 被害にあった妹の反応に「生後3ヶ月でドリフのコントw」「めちゃどっちもカワイイ」と絶賛の声
  5. 「よくも病院に連れてきたな……」とにらむ猫、先生が来た瞬間 驚きの変貌に爆笑の声「これがほんとの猫かぶり」
  6. 急に片耳がたれたワンコ、慌てて病院にいった結果…… 「こんな可愛い診断結果初めて見たよw」「笑っちゃった」と反響
  7. 「何羽いる?」一見普通の“草むら”、よく見ると……? 思わず絶叫まちがいなしの1枚に「どっさりいるw」「まさに迷彩!」
  8. 店員に「この子は懐きませんよ」と言われたチンチラ、家に来て3日後…… 人を信じる姿に「愛が伝わったんですね」
  9. 元SDN48光上せあら、目を離した隙に……子どもが商品を触り“全買取” 「子連れママに厳しすぎないか?」
  10. 柴犬を子どものように育てた結果、人間みたいな行動をするようになった 何気ない幸せな日常に「完全に家族の一員」「全部が愛くるしい」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
  2. パーカーをガバッとまくり上げて…… 女性インフルエンサー、台湾でボディーライン晒す 上半身露出で物議 「羞恥心どこに置いてきたん?」
  3. “TikTokはエロの宝庫だ” 女性インフルエンサー、水着姿晒した雑誌表紙に苦言 「なんですか? これ?」
  4. 1歳妹を溺愛する18歳兄、しかし妹のひと言に表情が一変「ちがうなぁ!?」 ママも笑っちゃうオチに「かわいいし天才笑」「何度も見ちゃう」
  5. 8歳兄が0歳赤ちゃんを寝かしつけ→2年後の現在は…… 尊く涙が出そうな光景に「可愛すぎる兄妹」「本当に優しい」
  6. 1人遊びに夢中な0歳赤ちゃん、ママの視線に気付いた瞬間…… 100点満点のリアクションにキュン「かわいすぎて鼻血出そう!」
  7. 67歳マダムの「ユニクロ・緑のヒートテック重ね着術」に「色の合わせ方が神すぎる」と称賛 センス抜群の着こなしが参考になる
  8. “双子モデル”りんか&あんな、成長した姿に驚きの声 近影に「こんなにおっきくなって」「ちょっと見ないうちに」
  9. 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほど様変わりした光景が379万表示「そこだけボッ!ってw」
  10. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」