広島発“超”健康ラーメンが話題に ただし味は「ドブに落ちたボロ雑巾風味」

とことん健康にこだわった結果……。

» 2012年10月19日 14時57分 公開
[ITmedia]

 広島市にあるラーメン店「ラーメンくまごり」で、9月23日から、健康“のみ”に特化した「食べられないくらい不味いラーメン」が提供中だ。

 その名も「健康 激マズラーメン 〜ドブに落ちたボロ雑巾風味〜」。サイトでは「このラーメンには健康に効果的な成分を多く含んだ食材を使用していますが、あまりの不味さにめまい等の症状が伴う場合があります」と注意を促している。

画像 ラーメンくまごりのサイト。普段は自然食材にこだわった無化調ラーメンを提供している

 強烈な“ドブ臭”を放つスープは、浅炊きの豚骨をベースに、良質なタンパク質とアミノ酸を含むイカの塩辛エキスをたっぷり配合したもの。トッピングには、アジ(1匹まるごと)、しいたけ、豚足などいずれも栄養価の高い具材をチョイスした。これまで5人が挑戦したが、完食できたのはわずか1人。食べた人は後に「まずかった」「二度と食べたくない」と語ったという。

 味は最悪だが、健康へのこだわりは本物だ。メニュー開発にあたった新本一弘さんによると、「不足しがちな栄養素を補おうと、ひたすら健康のみに特化した結果、ラーメンというカテゴリからはずれた食材ばかりになってしまいました。決して遊び半分ではありません」「普段は美味しさと健康、食の楽しさ、食の安全にこだわっています」とのこと。食べ残しや残った食材についても、専用の処理機で再生し、肥料にするなど環境にも配慮し、有効活用している。

 価格は1杯1800円で、チャレンジする場合は前日正午までに予約が必要。見事完食できればラーメン代が無料になるほか、制限時間内(現在のチャンピオンタイム:6分30秒)に完食できれば、1カ月間、ラーメン1日1杯無料のフリーパスも進呈される。

画像 具材はアジ、しいたけ、モロヘイヤ、高野豆腐、豚足、豚耳など。いずれも栄養価に富んだものばかり

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