月曜日なんてなくなってしまえ―― 遊ぶほどに目が濁っていく「社畜クエスト」がリアルすぎて辛い日々是遊戯

うわああああああああ。

» 2013年02月09日 09時05分 公開
[池谷勇人,ITmedia]

 毎日一生懸命働いているはずのに、なぜか日に日に溜まっていくタスク。気付けば目の前の仕事に追われ、気力も体力もスッカラカン。たまの休日くらい自分のために使わなきゃ――そう思っていても、気力が湧かずつい自宅でダラダラ……。

 そんなリアルな社畜ライフをこれでもかというくらい体験できるブラウザゲーム「社畜クエスト」が公開されました。一言で言うなら「プリンセスメーカー」の社畜版といったところですが、社畜ライフからの脱出はある意味、平凡な女の子がプリンセスになるよりはるかに困難かもしれません。

画像 ゲーム画面。キャラクターの表情とセリフが胸に刺さる……

 ゲームは「仕事をさばく」「スキルを磨く」「愛想を振りまく」といったコマンドを選択することで進行。選んだコマンドによって体力、気力、人気、タスクといったパラメータが増減し、12週間以内に「スキル」を100にすることができれば、見事に脱・社畜(つまり転職)成功となります。

 が、冒頭で書いたようにこのゲーム、そうそう簡単には行きません。仕事をすれば体力と気力がどんどん奪われ、気力がなくなるとまたさらに仕事が溜まる。ほかにも理不尽な減給、気乗りしない飲み会、上司の長話など、さまざまなアクシデントがプレイヤーの気力を削ぎにかかります。画面に表示される「辞めたい。宝くじあたらないかな」「月曜日なんてなくなってしまえ」といったセリフがまた辛い……。遊んでいて、途中何度も「うわああああ」と叫び出しそうになりました。リアルすぎるだろ!

画像 12週間以内にスキル100に到達できないとゲームオーバー。彼はこの後どうなってしまったのか……

 作者はサイト「なむナビ」のなむ(@numb_86)さん。「過労によるうつ病で会社を辞めた」という過去の体験から、「社畜の苦しさを、ちょっとでも知ってもらおうと」思って制作したそうです。

 筆者は4回ゲームオーバーになり、5回目でなんとかクリア。これから社会に出る学生さんにぜひ遊んでほしい作品ですが、リアル社畜な方が遊ぶと途中で心が折れる可能性があるためくれぐれもご注意ください。

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