「彼女が後ろから抱きついてくれる感覚を得られる画期的なデバイス」が発明されて日本は今日も平和
「ッゴメンね、待った? ぎゅ〜〜〜」…………ありがとう、ありがとう。
あ……ありのまま今見たことを話すぜ! 「そいつらはコートを着てヘッドフォンを付けたと思ったら、いつのまにかニヤニヤしてた」――な……何をいっているのか分からねーと思うが、俺も何が起こったのか分からなかった……と思ったんだけど分かりました。動画が解説してくれたから。
4月4日にニコニコ動画に投稿されたこの動画、タイトルは「彼女が後ろから抱きついてくれる感覚を得られる画期的なデバイス」。そう、今われわれは21世紀を生きています。ドラえもんはいないけど、後ろから抱きついてくれる彼女ぐらいテクノロジーの力で作れるのですよ。動画によれば、作ったのは筑波大学の学生のようですね。ほら、学生が作れちゃうんだから。未来は僕らの手の中!
このデバイスは「リア充コート」と紹介されています。システムの主な構成は、ヘッドフォン、コート、そして抱きつかれた感覚を再現する締め付けユニット。この3要素がArduinoによる制御やUSB接続したPCで高度に連携することにより、「あ、そういえば俺には彼女がいた!」と自信を持って開き直れるわけですね。
具体的には、まずヘッドフォンを通じて、遠くからかけてくる健気な彼女の足音や「ッゴメンね、待った?」「後ろがガラ空きだゾ!」「だ〜れだッ!」といった彼女の声(cv:霜月優)が届きます。んで、うまいタイミングでコートに装着された締め付けユニットが「ギュッ」っとね、してくれるわけです。
実際に体験したわけじゃないんですが、「コート」っていうのが大事なんじゃないんですか? コートっていい感じに分厚いじゃないですか。だからいい感じに「何に絞めつけられたかわかんなくなる」と思うんですよね。だからね、それならもう、その締め付けは「彼女が後ろから抱きついてきた」ってことなんですよ。違いますか?
やっぱね、感覚って大事です。妄想なら済んでます。もう何度もやりましたんで予習はいいかげんバッチリなんですよ。あとは実戦あるのみ。でもね、いないじゃないですか。じゃあこのコートですよ! このコートです!! 2次元が俺の腰のあたりに出張してギュってしてくれればそれで問題解決じゃないですかぁ!! やったー!!
ちなみに、開発チームはニコニコ学会βに出ようとしているらしいので、応援したい読者のみなさんはこちらからどうぞ。
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