美人ロシア人コスプレイヤー独占インタビュー:海外コスプレ事情
ロシアで人気がある日本の作品は「ワンピース」が断トツ――ロシアのコスプレイヤーに聞いてみた。
今年の4月28日、ロシアにて日本文化を広めることを目的としたイベント、HINODE2013が開催された。このイベントでは、毎年夏に日本の愛知県で行われる世界コスプレサミットに参加できるロシア代表ペアが選考されている。今回の記事では、残念ながら代表には選ばれなかったものの、「鉄拳」のコスチュームで演じたプロレス風のパフォーマンスが高く評価されて見事別のイベントへ参加するための来日のチャンスを手に入れたペアのコスプレイヤーにお話を聞いた。ジェイシー(JAYCEE)のコスプレを担当したエカテリーナ・ポリガロヴァさん(EKATERINA POLYGALOVA)と、ニーナ・ウィリアムズ(NINA WILLIAMS)のコスプレを担当したアナスタシア・グルコヴァさん(ANASTASIA GLUSHKOVA)のお二人だ。
――コスプレを始めようと思ったきっかけは何ですか?
Anastasia: 最初は他の人と同じように、日本のアニメが好きという理由で興味をもつようになりました。しだいに、ただ見るだけでは物足りなくなって……。そうなってくると、絵が上手な人はイラスト、文章の得意な人は小説というふうに、それぞれの分野で創作活動を始めますよね。私たちは、裁縫が得意なのでコスプレのための衣装を作るようになったんです。
――確かに、衣装にすごくこだわっていらっしゃいますね。服を作るのがお好きなのですか?
Anastasia: 大好き! コスプレの衣装だけじゃなくて、普段着まで作っちゃうくらい。私たちのように、マンガやアニメといった日本文化が好きな人は、普段からカラフルな色使いの可愛いファッションを好みます。大部分の人はアニメから情報を得ているようですが、最近はJ-POPアーティストの衣装から入る人も増えていますね。
――ちなみに、ロシアで人気がある日本の作品は何ですか?
Anastasia: 「ワンピース」が断トツ! コスプレイヤーの間では、ボーカロイドや「トリニティーブラッド」、「黒執事」なども人気です。10年前に比べるとマンガの出版量は増えましたが、今でもマンガよりもアニメを見て興味を持つようになる人のほうが多いです。
――ロシアのコスプレ事情について教えてください。
Anastasia: 大都市ではコスプレイベントを定期的に開催しています。そういったイベントでは、日本と同じように、人気の高いコスプレイヤーを何人ものカメラマンが囲んで撮影している様子も見られます。インターネット上で出会ったコスプレ仲間たちで、プライベートのパーティーをすることもありますよ。
Ekaterina: ロシアのコスプレイヤーにも世代があります。古い世代は衣装を作るだけでなく、作品そのもののストーリーを理解したうえで、自分なりの新しい世界観を付加しようと真剣に取り組みます。ただし、自分を見せたいという自己満足だけではなく、お客さんにも楽しんで欲しいという意図があるので、パフォーマンスにも力を入れますし、小道具や舞台まで作っちゃいます。それとは対照的に、今の若い世代は衣装を着てカジュアルに楽しんでいる人が多いですね。ファン層の拡大に繋がるし、こんな風にコスプレイヤーの数が増えるのは嬉しいことです。参考にできるコスプレイヤーが増えるし、相互に刺激し合う状況が生まれますから。
――世界コスプレサミットの予選はどうでしたか?
Ekaterina: 日本で行われるサミットへの参加権が得られる大会なので、ロシアの代表として恥ずかしくないよう真剣に取り組みました。衣装の準備には半年、パフォーマンスのためのプロレスの特訓にはさらに2カ月を費やしました。残念ながら今年は世界コスプレサミットの選抜メンバーに残れなかったにも関わらず、日本での別イベントへ参加する機会を与えてくれたことに非常に感謝しています。日本での活動を通して、ロシアのコスプレ文化を伝えることが出来たと思います。
――来年の世界コスプレサミットに向けての意気込みをどうぞ。
2人: 今年は残念ながら選抜されませんでしたが、来年はさらにレベルアップした姿を見て頂けるよう頑張ります!
メイド喫茶やコスプレイベントなど、日本発祥の文化がどんどん広まっているロシア。中でも、コスプレは日本人も大絶賛するほどのクオリティを誇り、盛り上がりを見せている。今後も、TOMではロシアのコスプレ事情に注目していきたい。
英文:Tell Us About Russian Otaku! Exclusive Interview with Beautiful Russian Cosplayers
関連記事
- ロシアのコスプレ事情は今 ロシア大型コスプレイベンター関屋智弘(せきや ともひろ)氏へロングインタビュー(後編)
「ロシアの人たちは非常に親日的」「アメリカとロケットの開発競争を繰り広げたような国ですから、手先は非常に器用で衣装作りも得意なんだと思います」――ロシアの大型コスプレイベント「HINODE」開催に携わった人物がロシアのコスプレ事情を語った。 - ロシアのコスプレ事情は今 ロシア大型コスプレイベンター関屋智弘(せきや ともひろ)氏へロングインタビュー(前編)
ロシアで日系企業として初の大型コスプレイベント「HINODE」の開催に携わった人物に、ロシアのコスプレ事情やトレンドを聞いた。 - ジョジョ芸人も登場! 「アニメコンテンツエキスポ2013」コスプレリポート
アニメコンテンツエキスポ2013はコスプレも盛り上がった。海外から来たコスプレイヤーや、「荒木先生公認」になったというジョジョ芸人も。 - 徹底フォトリポート:美人ガンダムは本当に美人だった コスプレの覇を競う「世界コスプレサミット2012」
開催10周年を迎えた「世界コスプレサミット」。20カ国のコスプレイヤーが競い合ったチャンピオンシップの模様を写真たっぷりでお伝えする。 - フォトリポート:パリっ子の皆さん、レベル高いぞ! 「Japan Expo」のコスプレイヤーにうっとり
Japan Expoのコスプレイヤーたちを一挙ご紹介。魔法少女まどか☆マギカにONE PIECEなどさまざまなキャラのコスプレであふれていた。
© Tokyo Otaku Mode Inc.
-
「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
-
誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
-
小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
-
プロ野球チップスでまた“不良品”流出 伊藤大海「176m」表記に続き…… カルビー謝罪「深くお詫び」
-
娘の給食の献立表を見たら…… 正体不明の“謎の料理名”が「これはわからんw」と話題に その意外な正体に納得!
-
1年半ケージに引きこもっていたシャーシャー猫が、ある夜布団に入ってきて…… 感涙の行動に「まるで別猫」「こんな日が来るなんて」
-
子どもに高級キーボードのパーツを捨てられた → 公式の“先読みしすぎた対応”が話題「そういうこともあろうかと」
-
メルカリで300円の紙モノセットを買ってみたら…… 出品者のあたたかな心遣いに「利益は考えていないんでしょうね」「見ててわくわくします」
-
ダイソー「マルチ万能ほうき」が家事ラクの救世主 名前負け知らずの便利さに「これやばっ!!」「220円に驚き」の声
-
巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに…… 衝撃の経過報告に「死なないで」
- 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
- 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
- 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
- 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
- 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
- 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
- 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
- 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
- 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
- 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
- フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
- 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
- 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
- フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
- スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
- 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
- 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
- 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
- がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
- 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」