【解決編】編集長を殺したのは誰だ!? ねとらぼ推理劇場 〜マウスが残したダイイングメッセージ〜【PR】

ねとらぼ・カトウ編集長が何者かに殺害された。手がかりはPCに残されていたスキャン画像1枚のみ。果たして犯人の正体は……?

» 2013年10月07日 10時00分 公開
[ねとらぼ]
画像画像

 それはある秋晴れの日のできごとだった。

 その日、いつもよりちょっとだけ早く出社した僕は、徹夜明けなのか、机に突っ伏して寝ているカトウ編集長の姿に気がついた。

画像

「ガチャッ。おはようございまーっす」



画像

「あれ、徹夜ですか? 編集ちょ……」



画像

「う、うわあああああああああ!」



画像

「し……死んでる!」



 そのとき僕はまだ、この事件の裏側に隠された、怖ろしい陰謀の正体など知るよしもなかったのだった……。



画像



※この物語はフィクションです




容疑者

――2時間後

画像

「さて、みなさんにこうして集まってもらったのはほかでもありません。昨夜ねとらぼ編集部で起こった凄惨な殺人事件……その真犯人を暴くためです!」



画像

「そんな……いくらページがないからって急すぎるわ!」



画像

「だいたい人が死んでるのになんで警察を呼ばないんですか!」



画像

「そうだそうだ!」



画像

「やかましい!」

「ギャーーーッ」





事件の概要

 事件の概要は次のとおり。

 編集長は昨夜遅く、いつものようにねとらぼの原稿を紙に印刷してチェックしていたところ、何者かに後頭部を強く殴られて死亡。犯人の痕跡はなし。ただ1点、つけっぱなしのPCには、スキャン途中と思われる画像が残っていた――。

画像

画像

画像


画像 ※画像クリックで拡大します



容疑者1:ミヤモト記者

「私はやってないわ! カトウ編集長にはしょっちゅうセクハラされてたけど、まさか殺すなんて……!!」

画像



容疑者2:上司イズミ

「わ、私じゃないですよ! カトウさんとは原稿の締め切りや、予算の問題をめぐって口論になったことはありますけど、別に恨みなんか持ってないです!」

画像



容疑者3:漫画家・ねこポッポ

「ぼ、僕はたまたま、次のネコマンガ『ニャン・オブ・スティール』の打ち合わせで来ていただけなんです! カトウさんには自信作『猫島、部活やめるってよ』をボツにされた恨みくらいしかないです!」

画像



 以上、3人がこの事件の容疑者である。



画像

「(こいつら全員しょっぴいた方が早いんじゃないかな……)」





手がかり

画像

「落ち着いて聞いてください。状況から考えて、みなさんの誰かが犯人なのは明らかです。そしてその犯人は、この画像が示している!!!」



画像

画像

「な、なんだってーーー!」



「待ってください、この画像って、何かの書類をスキャンしたものですよね? 編集部にスキャナなんてなかったはずですが……」

「そうよ! それに死の間際に書類をスキャンするなんて、そんな時間があったとは思えないわ!」

画像

画像

「やかましい!」



画像

「(僕、何も言ってないのに……)」



画像

「みなさん、このマウスをよーく見てみてください」



画像

「よく見てって……ただのマウスじゃないか」

「あっ、こ、これは!?」



画像

「そう、これはキングジムの『マウス型スキャナ』……!」

「もしかして、マウスでなぞるだけで手元の原稿がスキャンできるっていう、あの……?」

「馬鹿な! そんな便利なものがあったら、スキャナーの革命じゃないか!」



画像

「信じていただけないようなので、簡単に実演してみましょう」

「ゴクリ……」





便利

画像

「まず、親指のところにある、この『SCANボタン』を押します。すると専用のソフトが立ち上がり、いつでもスキャンできる状態になる」



画像

画像

「あとはこうやって、原稿のスキャンしたい部分をなぞるだけです。ね、簡単でしょう?」


「なぞったところがどんどんPCに取り込まれていくわ!!! はやーい」

「すごい……これなら大判の書類も、思いどおりに抜き出せますね。原本をハサミで切り取ったりしなくてもスキャンできるんだ」

「しかも普段はマウスとして使えるから、スペースも取りません」

「僕の漫画もこれでスキャンすればよかった!」



画像

「編集長はこれを使って、死の直前、犯人の手がかりをこの画像の中に残したのです!」



画像

画像

「なるほど……こんなに手軽なら、死ぬ間際でもスキャンできたかもしれない」

「となると、あとはこのメッセージの謎を解くだけか……」





そして解決へ――



画像

「ところでこれ、スキャン後は自由に画像をトリミングしたり、色を調整したりできるんですね」

画像

画像

「取り込んだ色がちょっと違ったりしたら、ここで調整すればいいのね」



「もちろんです。保存形式もPDF、JPG、TIFF、BMP、PNG、XLS、DOCなど7種類から選べて自由自在に……ハッ!」



画像

「そうか……そうだったのか……!」



画像

「どうしてもっと早く気付かなかったんだ!」



画像

「PCの前に残されていた青いペン……」

「不自然に青く修正されたスキャン画像……!」

「謎はすべて解けた!!!!!」



画像

「あなただったんですね、犯人は……」



画像

「ゴクリ」



画像

「犯人は……」



画像

「犯人は……?」



画像

「……」



画像

「……」



画像

「2週間後に発表します!」



画像





画像





画像










犯人は……



画像

「……さん、イケヤさん!」

画像

画像

「ふがっ」

「2週間経ちましたよ! いいかげん発表してください」

「ああ、はいはい、そうだった」



画像



「犯人は……イズミさん、あなたですね!」



画像

「えーっ!」



画像

「そ、そんな……?」



画像

「くっ……」





ダイイングメッセージの意味

画像

「でも、どうしてイズミさんだと……?」



画像

「ポイントはこの画像の色です」

「色?」

「この画像、全体的に青っぽいと思いませんか」

「思いませんかっていうか、めちゃくちゃ青いですね」



画像

「さっきミヤモトさんが言った言葉を思い出してください。『ところでこれ、スキャン後は自由に画像をトリミングしたり、色を調整したりできるんですね』――」

「あっ!」



画像

「そう、この画像が青いのは、スキャンした後に誰かが色をいじったからなんです!」

「い、いったい誰がそんなことを……!?」



画像

「もちろん、編集長ですよ!」

「えーっ!」



画像

画像

画像

「イズミさんに頭を殴られた後、編集長は薄れゆく意識の中で、犯人の手がかりを手元の紙に書き残しました」

「しかし、紙のままではイズミさんにすぐ気付かれ、処分されてしまう――」



画像

「そこで編集長は、手元のマウスでとっさに紙をスキャンし、さらにイズミさんに気付かれないよう、色を変えてメッセージを隠した……!」

「し、死ぬ間際の一瞬にそんなことまで……さすが編集長!」

「そ、そのメッセージって……?」



画像

「それはこれからお話ししましょう。さっきマウスの横に、青いペンがあったのに気付きましたか?」

「そういえば……」



画像

「それでは、この画像の色を元に戻してみましょう」

「ゴクリ……」

「ああっ!」

「そ、そんな!」

「……」



画像

画像

「青いペンで、『毛』という文字にすべてバツが付いている……!」

「そうか、だから画像を青く……!」

「『毛』がすべて消されている……毛が……消されて……」



画像

「そう……つまり犯人は毛がない人物! イズミさん、あなたしかいないんですよ!!!」



画像

「う……」



画像

「うう……」



画像

「うわああああああああああああああああああ!」



画像

「ほ、ほ、ほんのはずみだったんです! 深夜に育毛剤のことで口論になって……ついカッとなって……気付いたら目の前にカトウさんが倒れていて……ウウウ……」



画像

「ごめんなさい……ごめんなさい……」



画像

「わかればいいんですよ、イズミさん」

「えっ」



画像

「へ、編集長!?」

「死んでいたんじゃ……」



画像

「フフフ……みなさんまだ気付かないんですか?」

「えっ」



画像

「そ、それはさっきのマウス型スキャナ……?」



画像

「ま、まさか……!」



画像

「そう、そのまさかです」

「イケヤさんまで!?」



画像

「このマウス型スキャナを宣伝するために、僕と編集長で一芝居うったのでしたぁ〜〜!!!!」



画像

「ひ、ひどい!」



画像

「なんて手の込んだことを……!」



画像

「何を言ってるんですかみなさん、最初からウソだって書いてあったじゃないですか」

「えっ?」



画像

「もう一度さっきの画像を見てみてください。今度は下の方です」

「すね毛フォントの写真が写ってる方ですか?」



画像

「ああっ、こ、これは……数字が浮かび上がってきたわ!」

「そう、こっちにも実は青いペンでメッセージが書き込んであったんです」



画像

「番号の付いたアルファベットを、順番に読んでいってみてください」

「U・S・O・D・A・Y・O……」

「『ウソだよ』!!!!」

「ね、書いてあったでしょう?」



画像

「なーんだ、あっはっはっはっは」

「すっかり騙されましたよ!」



画像

「ほらほら〜、イズミさんも笑って笑って〜〜!」



画像

「イズミさん……?」



画像

「こんな……こんな……」



画像

ガシッ!!!!



画像

「こんなもの……こんなもの……!」



画像

「い、イズミさーん、冗談ですよ〜〜……」



画像

「うおおおおおおおお!」



画像

「ギャーーーーッ!」



画像

「うおおおおおおおおおおおおお!!!」

「ウワーーーーッッ!」



画像

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」

「グヘエーーーッ!」



画像

「ハァ……ハァ……ハァ……」



画像



画像



画像




※スキャナー型マウスは武器ではありません。説明書をよく読んで、正しく使いましょう





画像






ということで、結果発表です

 結局、カトウ編集長を殴ったのは上司イズミ、でも実は編集長とイケヤがグルで……と、なんだか誰が犯人だったのかハッキリしない結末ではありましたが、とりあえず当選発表です。

※当選者の皆さんには後ほどダイレクトメッセージにて連絡させていただきます


正解者(マウス型スキャナ/3名)

見事正解した人 マウス型スキャナ(抽選で3名) 1万1550円 普段はマウスとして使用でき、ボタン1つでスキャナに早変わり。必要な時に、書類のスキャンしたい部分をなぞるだけで素早くスキャン可能なすぐれものです。

 今回はあくまで「カトウ編集長を殴った人」ということで、上司イズミが犯人と答えた人を正解としました。「USODAYO」まで見抜いてくれた人、すいません! そっちは別途「名推理賞」をあげますのでお許しください。

 見事「毛」の文字が消されていることに気付き、マウス型スキャナをGETしたのはこちらの3人!





特別賞

名推理賞 ポメラ DM100 3万7800円 デジタルメモ「ポメラ」のフラッグシップモデル。打ちやすさを最優先したストレートタイプのキーボードで、シリーズ最大、5.7インチのバックライト付きTFTモノクロLCDを搭載する。
迷推理賞 ミルパス 5229円 マスターパスワードを1つ覚えておくだけで、最大200件のIDとパスワードをまとめて管理できるツール。これからは覚えるパスワードは1つだけ!
そんなわけないで賞 iコロコロ 1260円 スマホやタブレットの、気になる皮脂汚れがコロコロするだけでみるみる落ちる画面クリーナー。これ1個で約500回のクリーニングが可能。
努力は認めま賞 こはる 5985円 専用のマスキングテープに、名前やメッセージ・絵文字などを手軽に印刷できる手のひらサイズのプリンター。ラッピングや装飾などに活用できます。

 毛文字に隠された「USODAYO」から、カトウ編集長が実は死んでないことまで見抜いてくれた人もかなりいました。こちらは特別に「名推理賞」ということで、キングジムのデジタルメモ「ポメラ」を1名にプレゼント!



 スキャン画像のトリックには一切触れなかったにもかかわらず、「編集長のふさふさヘアーが以前からねたましかったから」という犯行動機を見事的中させてくれた@suumoloveさんには「迷推理賞」をお送りします。



 「そんなわけないで賞」は、「こんな役柄で出演させられちゃってて……」というミヤモトさんの悲哀を代弁してくれた@LuckPinkyさんにプレゼントします。そ、そんなわけないでしょ……!(たぶん)



 最後は微妙に正解からはズレていたものの、4ツイートにわたって詳細な推理を書き込んでくれたくんひろさんに「努力は認ま賞」をプレゼント。ねこポッポ先生にはいずれちゃんと「ニャン・オブ・スティール」描いてもらわないと……!





提供:株式会社キングジム

アイティメディア営業企画/制作:ねとらぼ 編集部/掲載内容有効期限:2013年10月27日


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/01/news003.jpg パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. /nl/articles/2412/03/news179.jpg 「口座や住居が……」 坂口杏里、SNSで“重要個人情報を垂れ流し” 「かなりまずい状態」「大丈夫じゃなさそう」心配の声
  3. /nl/articles/2412/03/news184.jpg 部屋中に“まさかの原因”で「虫が大量発生」 松井珠理奈「寝るのも怖い」と自宅で大パニック ファンから対処法募る
  4. /nl/articles/2412/04/news067.jpg 「価格崩壊ヤバい」 セカストで2150円で買った“破格の掘り出し物”に「やっす……」「こういう事あるんすね」
  5. /nl/articles/2412/04/news110.jpg ニトリの“3990円デスク”が在宅ワークにぴったり 収納力抜群のコンパクト仕様に「サスガ、お値段以上」
  6. /nl/articles/2412/01/news031.jpg 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  7. /nl/articles/2412/03/news188.jpg 「どういう神経してるの」 有名音楽評論家、過去の“万引き”を告白…… 「盗んだレコードで評論とは」批判殺到
  8. /nl/articles/2412/04/news084.jpg 大谷翔平、“仲間たちとのショット”に反響 幸せそうな表情に「これはすごい!」 妻・真美子さんとの“家族ショット”も
  9. /nl/articles/2412/03/news187.jpg ホロライブ・天音かなた、実母が“警察が動く犯罪に巻き込まれていた”ことを明かし視聴者騒然 「泣きながら電話かかってきた」
  10. /nl/articles/2412/04/news197.jpg 辻希美の高2長女・希空のデビューについて杉浦太陽が語り涙…… 赤ちゃん時代の姿や秘蔵エピソード明かす「そういう世界に入る気ない、と言われていた」
先週の総合アクセスTOP10
  1. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. 「中学生で妊娠」した“14歳の母”、「相手は逃げ腰」妊娠発覚からの経緯を赤裸々告白 母親の“意外な反応”も明かす
  4. 勇者一行が壊滅、1人残った僧侶の選択は……? 「ドラクエでのピンチ」描くイラストに共感「生還できると脳汁」
  5. 「笑い止まらん」 海外産アプリで表示された“まさかの日本語”に不意打ち受ける人続出 「何があったんだw」
  6. パパが好きすぎる元保護子猫、畑仕事中もくっついて離れない姿が「可愛すぎる」と反響 2年以上がたった現在は……飼い主に話を聞いた
  7. アグネス・チャン、米国の自宅が“度を超えた面積”すぎた……ゴルフ場内に立地&門から徒歩5分の豪邸にスタッフ困惑「入っていいのかな」
  8. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  9. 「車が憎い」 “科捜研”出演俳優、交通事故で死去 兄が悲痛のコメント「忘れないでください」
  10. PCで「Windowsキー+左右矢印キー」を押すと? アッと驚く隠れた便利機能に「スゲー便利」「知らなかった」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」