「ガリシチュー」をじっくりことこと煮込んでみたので、皆にシチューの恵みがあらんことを違和感が仕事した

やる前から分かってた。

» 2013年10月30日 14時35分 公開
[ねとらぼ]

 赤城乳業の「ガリガリ君リッチ クレアおばさんのシチュー味」(126円/以下、ガリシチュー)が10月29日に発売されました。昨年、売り切れ続出で話題となった「ガリガリ君リッチ コーンポタージュ」(以下ガリポタ)に続く第2弾で、江崎グリコの「クレアおばさんのクリームシチュー」とコラボしています。江崎グリコさんも思い切りましたね。

ガリガリ君 パッケージは3種類

 すでに、あのモサモサしたじゃがいもの食感を体験し、天を仰いだ方も多いかと思います。おいしかったですか? それとも口に合いませんでしたか? ガリポタよりもおいしいとか思っていませんか? いいんですよ、誰も責めません。おいしいものはおいしいと声をあげていきましょうよ。意外とイケてしまうあたりが、赤城乳業さんの赤城乳業さんたるゆえんです。次はカレーあたりいかがでしょう。

ガリガリ君 おいしいぞ

 今回はガリポタのように予想を大幅に上回る売れ行きにより商品供給が間に合わず、販売を休止するということにならないよう、「会社が傾くくらいの在庫を用意した」とのこと。一時的になくなってもすぐに入荷する体制を整えているそうな。事実、近所のコンビニには発売翌日でも山と積まれており、まずは焦ることなくしばらくはガリシチューが楽しめそう。

 となると、問題はガリシチューが余るかもしれないという点。これは由々しきこと。コンポタの時のように「ないなら作ろう」精神で代用品を作らなくてもよいのはいいのですが、あるならあるで余計なことを考えてしまうのが人間のサガというものです。実際にガリシチューからおばあちゃんの味になるもんでしょうか……?

 この時点で先の展開を読んでしまった賢明な読者は去るがよい。この先、あなたにシチューの恵みがあらんことを! そして、最後までその目で確認せずにはいられない者たちよ、ともに分かちあおう、何かを! 人は分かっていてもやらなくてはいけないことがあるのです。好奇心という名の愚かな行為といえども、そこにガリシチューがあるのだもの。そんなわけで、ガリシチューをじっくりことこと煮込んで「クレアおばさんのクリームシチュー」になるのかやってみます。

 やり方は簡単。

  1. 「ガリガリ君リッチ クレアおばさんのシチュー味」を買ってくる
  2. じっくりことこと煮る
  3. 完成!

 クックパッドなら簡単レシピとして大好評間違いなしの手間いらず。これでおいしいかもしれないシチューができます。ではさっそくじっくりことこと。

ガリガリ君 溶かします

ガリガリ君 ことこと

 いろいろ省略。ご覧ください、「クレアおばさんのクリームシチュー」そのものではないですか。なるほど、ガリシチューを溶かすとこんな感じなんですね。小さく刻んだ北海道産のじゃがいもが浮いています。でもなんかさみしいですね。というわけで具を足してみましょう。

ガリガリ君 なんかさみしい

ガリガリ君 具を足そう

 おお! ごつごつしたジャガイモにニンジン、味がしみ込んだ鶏肉やタマネギを投入したら見紛うことなくシチューそのものです。あれ? もしかして元々、「クレアおばさんのクリームシチュー」を作っていたのかもしれないと錯覚しそう。でもね……。


匂いが甘いんです。


 分かっていました。ガリポタの時もそうでした。だって、そもそもアイスですもの。温めることで甘さが引き立ちます。

 実食。スタッフがおいしくいただきます

ガリガリ君 元々じゃがいも入っているけど、こんな大ぶりじゃない

 やっぱり甘い汁でした。予想どおり。黒こしょうで味を調えたところでアイスはアイス。「クレアおばさんのクリームシチュー」にはなりません。そういえば、赤城乳業さんが「温めるのはオススメしない」と言っていたっけ……。人はシチューだけで生きるにあらず。でも、最初から既存のイメージどおりのシチューと思わずに「新しいデザート」と思えばイケます。むしろ、アイスよりも好きかもしれません。その際、具はいらないんじゃないかな。今回、禁断の錬成を試みた者として皆さんに言えることはそれだけです。



結論:「ガリガリ君リッチ クレアおばさんのシチュー味」をじっくりことこと煮込むと温かい甘い汁になる



 アイスはアイスで食べるのが一番おいしく食べられる秘訣。そんな当たり前のことも気がつかないふりをしていました。そして、普通のおいしいシチューが食べたければ「クレアおばさんのクリームシチュー」を購入して料理しましょう。ただ、もしかしたら新しい何かが開かれるかもしれません。そんな料理の向こう側をのぞきたい方は、ぜひさまざまな調理に挑戦してください。

関連キーワード

ガリガリ君 | 料理 | 挑戦


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/19/news150.jpg 「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
  2. /nl/articles/2411/20/news028.jpg 「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
  3. /nl/articles/2411/20/news224.jpg “ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
  4. /nl/articles/2411/19/news169.jpg 高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
  5. /nl/articles/2411/20/news031.jpg 「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
  6. /nl/articles/2411/19/news022.jpg 「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
  7. /nl/articles/2411/20/news042.jpg 「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
  8. /nl/articles/2411/20/news216.jpg “歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
  9. /nl/articles/2411/20/news041.jpg 黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
  10. /nl/articles/2411/18/news107.jpg 走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた