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» 2014年02月13日 08時00分 UPDATE

唐揚げがデカすぎてそばが見えねえ! 伝説の立ち食いそば屋「弥生軒」で唐揚げそば食べてきた

デカい(小学生並の感想)。

[たろちん,ねとらぼ]

 昔から忙しい日本人の胃袋を優しく満たしてきた駅の立ち食いそば。近年は大規模なチェーン展開なども進む中、今でも独自路線を貫く立ち食いそば屋として有名なのが、千葉県の我孫子駅にある「弥生軒」だ。名物は超特大の唐揚げを乗せた「唐揚げそば」。どう考えてもデカすぎるし、そもそもそばに唐揚げってどうなんだ? 深夜にネットでこの唐揚げそばの画像を見てしまった僕は、翌日居ても立ってもいられなくなって我孫子行きの電車に乗り込んでいた。


画像 弥生軒は立ち食い店と売店の8店舗を経営。麺、つゆ、揚げ物すべて自家製だ


そばが見えないほどの巨大唐揚げ

 立ち食いそば弥生軒は我孫子駅ホームに3店舗、お隣の天王台駅にも1店舗を構える。お昼どきを外して午後3時ごろに伺ったにも関わらず、お店の外に人があふれるほどの繁盛ぶりだった。キビキビとしたおばちゃんが軽快に店を回していて、このスピード感が実に「立ち食い」という感じ。早速「唐揚げそば2個入り(480円)」の食券を買って渡すと、1分もたたずにそばが出てきた。


画像 お店は食券制

画像 ドーン!

 覚悟はしていたけど、受け取ったそばを見てやっぱりビックリした。唐揚げがデカすぎてそばが見えねえ! 直径が丼と同じくらいある2つの唐揚げが見事にそばを覆い隠している。うわぁ、なんだかすごいことになっちゃったぞ。

 気合を入れて唐揚げにかじりつくと、カリッという食感。鶏肉も柔らかくてジューシーでおいしい。なんだか小さいころ、商店街のお肉屋さんで食べたような懐かしい味だ。東京風の黒いつゆも甘みがあって不思議と唐揚げとの相性もいい。


画像 唐揚げを持ち上げると湯気がブワ〜ッ

 そばは誤解を恐れずに言えば柔らかくて歯ごたえのないタイプ。だけど、つるっとすすってもよいし、ほお張ってもぐもぐ食べてもよい、というこの気さくさこそがまさに立ち食いそば屋のそばだ。パワフルな唐揚げの味に引っ張られるようにして、そばが後からついてくる。せわしない都心の駅にはない、我孫子駅のちょっとのんびりした雰囲気を感じながら、最後までおいしく食べることができた。


画像 完食完飲。ごっそさんです。


地元の人々の日常に根ざした立ち食い店

 弥生軒で唐揚げの提供が始まったのは17〜8年前。自社で仕入れたもも肉を大胆に半分に切って唐揚げにしたところ、「大きい」と話題になり、今では後に引けなくなって当初よりもさらに大きくなってしまったそうだ。1日に1300〜1400個の唐揚げを製造しているが、それでも夜の10時30分ごろには売り切れてしまうこともあるという。


画像 「裸の大将」でおなじみ画家の山下清さんが住み込みで働いていたことでも有名

 唐揚げは単品の注文も可能で、持ち帰りもできる。会社帰りのサラリーマンが家でのおつまみ用に持ち帰るというケースも多いそうだ。お店で単品を注文するとそばつゆを入れた丼に唐揚げを入れてくれるのだが、こちらも人気。僕が店にいる間も学校帰りの高校生が何人もこの「唐揚げ単品」を注文していた。


画像 かきあげやちくわも人気のメニュー。ひとつ70円という安さが嬉しい。唐揚げそばに追加でトッピングする人も。

 客層は実にさまざまで、老若男女問わずといった様子。学生はスナック感覚で唐揚げの単品を楽しみ、年配のご夫婦は「おいしいね」と言いながらかき揚げそばを食べていた。県外から訪れる人も多いという人気店だが、地元の人たちの日常食として愛されているのだということを強く感じた。そこに住む人たちの息づかいを感じさせる立ち食いそば屋さん。我孫子駅のホームを歩きながら、なんだかこういうのいいよなあ、としみじみして、心身ともに夜までお腹いっぱいだった。


弥生軒6号店 営業時間

平日 午前7時〜午後11時50分

土曜 午前7時〜午後10時30分

日曜・祝祭日 午前7時〜午後9時30分

※時期によって営業時間の変更あり



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