真っ黒だけど焦げてないよ! 鹿児島・黒ブタの珍料理“黒いとんかつ”食べてきた
黒にこだわりすぎな鹿児島の黒豚料理専門店「黒福多(くろぶた)」で、黒豚の黒いとんかつを食べてきた。
黒豚のしゃぶしゃぶ、黒豚のとんかつ、黒豚ぎょうざ……鹿児島県には名産・黒豚を使った料理が数多く存在する。中でも珍しいのが黒豚料理専門店「黒福多(くろぶた)」の“黒いとんかつ”。黒豚のロースやヒレを黒い衣で揚げたもので、まるで黒焦げにしてしまったような見た目のとんかつだ。
お店で「黒豚黒カツヒレ定食」を頼んだら、確かに衣が真っ黒けっけ。何も知らずに食卓に出されたら揚げるのに失敗したかと眉をひそめたことだろう。もちろん真っ黒なのは衣だけで、切断面からのぞくお肉はしっかりジューシーで一安心。ただし黒い衣のおかげで、おせじにもおいしそうとは言えない。
ほお張ると、焦げた味はせず黒豚の旨味がじゅわっと口の中に広がる。噛めば噛むほど甘くておいしい。とんかつは揚げる前からすでに黒い姿をしているとのこと。竹炭などさまざまな黒い食材を衣に使用している。普通の衣に比べ香ばしさとほんのりした甘みがあるのが特徴らしい。
いやしかしなぜに、とんかつをわざわざ黒くした。「鹿児島の『黒文化』にちなんで」と店長の田中烈さん。古くから鹿児島では、「黒豚」「黒牛」「黒酢」「黒糖」「黒じょか」など黒色の名産品が多く、総じて「黒文化」として県民に親しまれてきた。今年で創業27年目の黒福多でも、「とんかつのお肉が“黒”豚なら衣も……」ということで5年前から提供し始めたらしい。黒へのこだわりがハンパない。
実はこの黒いとんかつ、簡単にはマネできない。とんかつは火が通っているかどうかを衣の色で確認するものだが、衣が黒いとそれが分からない。黒福多では揚げている最中にたつ音の変化を聞き分けることでちょうどいい揚がり具合を見極めているのだと言う。創業27年という、腕の良い職人がいる店だから実現できる黒いメニューなのだ。
今では黒いとんかつ目当てで県外から足を運ぶ人も多く、来店の際は予約をとっておくのがおすすめとのこと。食べ終えた皿には黒い衣が点々とこぼれ落ちていた。この皿だけ人に見せてもとんかつを食べたとは思われないだろうなー。
<店舗情報>
黒福多(くろぶた)
鹿児島県鹿児島市千日町3-2 かまつきビル 1F
TEL:099-224-8729
営業時間:午前11時30分から午後2時30分まで、午後5時30分から午後11時まで(ラストオーダーは午後10時)
定休日:月曜日
関連記事
- マクドナルドから「とんかつマックバーガー」登場 5月7日より期間限定で
とんかつの衣は2種類のパン粉をブレンドしてサクサクに! - 脂ぎった変態紳士「ロースおじさん」がぬいぐるみに しかもスクール水着
意外と欲しいから困る。 - いいこと言うのに最後で台無し ロースおじさんの「とんかつQ&A」が真摯に答える変態紳士だと話題に
悩める現代の日本に必要な変態。 - しゃぶしゃぶもとんかつも無料試食 お肉のフェスティバル「東京食肉市場まつり2013」
想像するだけでよだれが……。 - かわいすぎてもったいない……でも食べたい!! 「トトロのシュークリーム」を食べてみた
ネットでちょこちょこ話題になる、ジブリアニメ「となりのトトロ」のシュークリーム。実物はどんな感じなのか、気になったのでお店に足を運んでみた。 - ガリポタを超えろ!:「ガリガリ君リッチ クレアおばさんのシチュー味」食べてみた 中にじゃがいも、隠し味はローストオニオン
赤城乳業と江崎グリコがタッグを組んで出来上がった謎の一品。果たして味は……。 - 閲覧注意:かっぱえびせんみたいな味……サソリパスタを昆虫食女子と食べに行ってきた
グロい見た目にひるむことなく実食。果たしてお味は……。 - あの地獄のイベントが帰ってきたあああ! ロフトプラスワンで「世界のくさウマ実食会」アンコール公演決定
くさそう(確信)
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
-
「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
-
“ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
-
高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
-
「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
-
「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
-
「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
-
“歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
-
黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
-
走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
- 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
- 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
- ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
- 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた