その名も「ダンジョン飯」 倒した魔物をおいしそうに調理するファンタジーグルメ漫画が話題に

あらやだ食べたい。作者は実力派の九井諒子さん。

» 2014年06月23日 19時03分 公開
[ねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
画像 ダンジョン飯

 地下ダンジョンで遭遇した魔物を調理して食べてしまうファンタジーグルメ漫画「ダンジョン飯」が話題になっています。

 「ダンジョン飯」は、漫画誌「ハルタ」(KADOKAWA)で今年2月に連載スタート。6月現在で第5話まで進行していますが、単行本にはまだなっていません。作者の九井諒子さんは、Web漫画などで頭角を現した人物。ファンタジーをベースにした独特の世界観を持ち、昨年の文化庁メディア芸術祭では、短編集「ひきだしにテラリウム」がマンガ部門優秀賞を受賞しています。

 そんな九井さんの初長編が「ダンジョン飯」。大筋は、ドラゴンに食べられてしまった妹を救うため戦士一行がダンジョン深部を目指すというストーリーです。ただし、主人公らは一度全滅しかけたことにより金欠状態に。そこで、魔物を食べながら進むことを決め、魔物料理に詳しいドワーフの助力を得て探検にくりだします。

画像 掲載誌のハルタ

 ダンジョン攻略はRPGのコミカライズ版みたく進行していくのですが、倒した魔物の調理シーンは料理漫画のように本格的です。例えば最新話では、魔物の巨大な肉塊をダンジョンの罠(刃)で分断した後、「大蝙蝠(おおこうもり)の肉は皮を厚めに剥ぎぶつ切りに」「(マンドレイクの)手足部分は色の濃い部分を軽く剥ぐ」「水にバジリスクの卵をとき小麦粉をふるい入れる」など約5ページにわたって解説。そうして出来上がった「マンドレイクのかき揚げと大蝙蝠天」は、ちゃんと美味しそうな料理になっていました。なお、完成品は材料一覧と栄養バランスがセットで描かれます。

 ちなみに、パーティーメンバーのうち魔法使い(エルフの少女)は基本的に「魔物を食べたくない」というスタンス。それでも「やだやだ絶対やだ」「いらんわー」など文句を言いながら、いざ空腹に負けて食べてみると「うわっおいしい!」と一変したりします。とても表情豊かなキャラで「とにかくかわい」「萌える」と評判です。

 掲載誌の「ハルタ」といえば、「坂本ですが?」や「健全ロボ ダイミダラーOGS」など尖った作品を送りだしたことで知られていますが、また新たなブームを巻き起こす予感がします。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/18/news134.jpg 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  2. /nl/articles/2404/18/news025.jpg 生後5日の赤ちゃん、7歳のお姉ちゃんから初めてミルクをもらうと…… 姉も驚きの反応がかわいい
  3. /nl/articles/2404/18/news057.jpg 9カ月の赤ちゃん、バスで外国人の女の子赤ちゃんと隣り合い…… 人生初のガールズトークに「これは通じあってますね!」「ベビ同士の会話、とろけます」
  4. /nl/articles/2404/17/news037.jpg 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  5. /nl/articles/2404/17/news034.jpg 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
  6. /nl/articles/2404/18/news155.jpg 大谷翔平選手、ハワイに約26億円の別荘を購入 真美子夫人とデコピンとで過ごすかもしれないオフシーズンの拠点に「もうすぐ我が家となる場所」
  7. /nl/articles/2404/17/news179.jpg 「ケンタッキー」新アプリに不満殺到 「酷すぎる」「改悪」の声…… 運営元「大変ご迷惑をおかけした」と謝罪
  8. /nl/articles/2404/16/news192.jpg 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
  9. /nl/articles/2404/17/news129.jpg 「ハーゲンダッツ硬すぎ!」と力を入れたら……! “目を疑う事態”になった1枚がパワー過ぎて約8万いいね
  10. /nl/articles/2404/16/news175.jpg 「そうはならんやろ」をそのまま再現!? 「ガンダムSEED FREEDOM」のズゴックを完全再現したガンプラがすごすぎる
先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」