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» 2014年08月29日 12時23分 UPDATE

低速でジャイアントスイングされる獅子頭 アクロバティックすぎる獅子舞の奇祭「数河獅子」、岐阜で開催

ほかにも獅子舞は肩車などさまざまな曲芸を披露。ハッスルしすぎ!

[黒木 貴啓,ねとらぼ]

 獅子舞が、逆さまになって回されたり肩車したりと奇妙な技を連発! アクロバティックすぎる獅子舞の奇祭「数河獅子(すごうじし)」が、9月5日に岐阜県飛騨市古川町数河で開催されます。


画像 ふぁっ!? (写真は2013年度に記者が撮影したもの)

 「数河獅子」は毎年9月5日に松尾白山神社と白山神社で特殊な神事として踊られる獅子舞。1958年から岐阜県教育委員会より重要無形民俗文化財に指定されています。演舞は曲獅子・天狗獅子・金蔵獅子の3段構成で、中でもとりわけユニークな舞が曲獅子。獅子頭をかぶった頭役と、それを補助する尻役が1組になって、アクロバティックな曲芸を次々と披露していくのです。


画像 冒頭の写真に引続き「曲獅子」の様子。こうして頭役を逆さまに抱えて――

画像 ゆっくり回っていく曲芸も

画像 獅子舞を凝視する観客の男の子

 曲獅子ではオス獅子役とメス獅子役が2組、太鼓や囃子(はやし)の演奏に合わせて同じ動作を取っていきます。ときには尻役が頭役を肩車して、高さ3メートルくらいの大きな獅子を表現。ときには頭役が倒立して、それを尻役が抱きかかえたままゆっくり回転します。獅子が低速でジャイアントスイングされているみたい。どのポーズもいちいち変てこで、なおかつ獅子頭の表情もゆるくてかわいらしく、観る側のツボを押してきます。


画像 肩車モード。演奏のリズムに合わせて、鈴をつけた獅子頭を左右にシャンシャン傾けるのがキュートです

画像画像 尻役が布を持ち上げ、座った頭役が足をパカパカ閉じたり開いたり

画像画像 こんな無茶な姿勢の回転モードも

 数河獅子のはじまりは、ある古伝によると大宝年間(700年ごろ)に神羅の僧が高麗の芸術を獅子舞化したことが由来。奇妙な曲技の数々は、獅子が大自然を相手に狂喜乱舞する姿を表しています。ポーズひとつひとつも、舞初・振出・足食・足噛・逆抱・坐車・寝状・虻形状・後車・挨拶とちゃんと名称と意味があるらしく、中には動物の動作を擬態したものも。獅子舞もただキモかわいい動きをしている訳じゃないんです。


画像 座りながら頭を揺らしてシンプルに攻めてくるときも。緩急おりまぜてきます

画像画像 松尾白山神社(左)、ほかの曲「金蔵獅子」の様子(右)

 今年の数河獅子のスケジュールは、まずは松尾白山神社で午前9時30分から神事が、午前10時30分から獅子舞がスタート。次に白山神社で午後2時から神事が、午後3時から獅子舞となっています。神社までは、JR高山本線「飛騨古川駅」から、濃飛バス神岡行きで20分の「数河口」または「中数河」停留所から徒歩5〜10分ほどです。車の場合は同駅から約15キロ約20分で、駐車場は特にないので交通ルールに従い近隣路上に駐車とのこと。


黒木貴啓


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