昭和の画風&心揺らす1PマンガがTwitterで人気 史群アル仙の初の作品集が発売

フォロワー数約6万7000人の史群さんが、Twitterで発表してきた1Pマンガを中心に単行本を上梓。

» 2014年10月12日 21時00分 公開
[黒木 貴啓,ねとらぼ]
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 昭和の画風と心揺さぶる1PマンガがTwitterで人気のマンガ家・史群アル仙(@shimure_arusen)さんが、初の作品集「史群アル仙作品集 今日の漫画」を10月10月にナナロク社から発売した。Twitterで発表してきた1Pマンガ「今日の漫画」を中心に、75作品と短編3本を収録した単行本となっている。

画像 「史群アル仙作品集 今日の漫画」表紙

 史群さんは2013年より1PマンガやイラストをTwitterで日々公開している、1990年生まれの女性マンガ家・クレパス画家。2014年2月に1Pマンガ「狂人になりきれない男」 が数千回リツイート(現時点では約6000回)されたのをきっかけに、手塚治虫さんやちばてつやさんといった昭和期のマンガ家のような画風と、あらゆる角度で共感できるショートショートで人気を集めた。現在のフォロワー数は約6万7000人、1Pマンガ「ダメ息子とお父さん」は約2万8000回リツイートされている。

 発売した作品集には未公開だった1Pマンガ数点や短編マンガ3本を収録、もくじや奥付のイラストも描き下ろしとなる。史群さんは単行本の魅力について「本を開いたらうさぎのやっちゃんが居たりとかわいい仕掛けが。表紙やデザインを楽しんで、本の重みや紙の手触りを身体で感じながら物語を読んでいただけます」とコメント。

 またTwitterで発信してきたマンガが書籍化したことについて、「皆さんの応援と支えがあって、こうして素晴らしい本が出来ました。本当にありがとうございます。まだまだ未熟者ですが、学び、経験し、皆様の心に届く作品を描いてゆきたいです。これからもどうか宜しくお願いします」と、日頃の読者に向けて感謝の想いを述べた。

 単行本はB6サイズのハードカバー仕様・184ページで、価格は1200円(税別)。Amazon.co.jpなどでも取扱中だ。


黒木貴啓


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