今年の台風 このあとどうなる

そろそろ台風発生のピークを過ぎるころ?

» 2014年10月15日 20時10分 公開
[日本気象協会 tenki.jp(http://www.tenki.jp/)]
Tenki.jp

 10月は2週連続で台風が上陸し、各地で大荒れの天気に。しばらく台風情報から目が離せない日々が続きました。今後も台風が発生するのか気になるところです。

日本周辺の雲のようす(15日13時現在)

 今年、日本には7月と8月に1つずつ台風が上陸。9月は全く上陸しなかったものの、10月は台風18号、19号と2週たて続けに上陸しました。今年はこれまで4つの台風が上陸したことになります。1年で4つ以上の台風が上陸するのは10年ぶりのことです。台風の接近に伴って2週連続で避難を余儀なくされた方もいらっしゃるかと思います。今後も台風が発生するのかどうか、とても気になるところです。

 上の気象衛星を見てみますと、フィリピンの東海上からマリアナ諸島にかけて、すぐに熱帯低気圧(台風のたまご)へと発達しそうな雲域は見られません。この付近の海域では、台風の発生・発達に大きく影響する海面水温が下がる傾向にあり、これまでに比べると台風は発生しにくくなっています。日本列島は2週連続で台風による荒天に見舞われましたが、来週にかけてはこれまでのように頻繁に台風情報をチェックする必要はなくなるでしょう。

 次に下の図をご覧ください。こちらは1951年から昨年までの台風の発生数を、旬ごとに集計したものです。

台風の発生数(1951年〜2013年)

 台風シーズンといわれる8月から9月に比べると、10月下旬はグッと少なくなります。これまでの統計から見ても、そろそろ台風発生のピークを過ぎることが分かります。この先は先週までのように、台風に振り回される可能性は低くなるでしょう。ただ、10月下旬以降は、積乱雲の発達が活発な地域が太平洋西部に移動してくる予想もあります。台風は年間を通して発生しており、過去には10月下旬や11月に上陸した台風もあります。台風が発生した際にはtenki.jpの日直予報士ですぐにお知らせしますので、最新の情報をチェックしてくださいね。

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