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» 2014年10月17日 10時00分 UPDATE

虚構新聞・社主UKのウソだと思って読んでみろ!第32回:これがアイ○ツおじさんの心理なのか!?(違う) ありそうでなかった“女児向けカードゲーム”マンガ「少年☆少女☆レアカード」

これ完全にアレじゃないですかああああ!!!

[虚構新聞・社主UK,ねとらぼ]

 ねとらぼ読者のみなさん、こんにちは。虚構新聞の社主UKです。

 前回本連載で紹介した川崎直孝先生の「ちおちゃんの通学路」(紹介記事)なのですが、公開後川崎先生がFFクソコラで本記事を紹介してくださいました! 本当にありがとうございました!



 さて、今回社主がおすすめするマンガは「コミックハイ!」(双葉社)にて連載中、山名沢湖先生の「少年☆少女☆レアカード」(〜1巻、以下続刊)(→第1話立ち読みページ)です。同誌からの紹介は第19回、かがみふみを先生の超超ピュア恋愛マンガ「きみといると」(紹介記事)以来約半年ぶりになります。

画像 山名沢湖「少年☆少女☆レアカード」(双葉社)

 山名沢湖先生の作品は社主がマンガ生活に入ってまもない頃に、オムニバス「委員長お手をどうぞ」(「完全版」全1巻/太田出版)に出会って以来、もうかれこれ10年ほどの付き合いになります。それほど長きにわたって読んでいる作家さんなのに、これまで紹介できなかったこと自体社主にとって不覚でした……!



このゲーム、どこかで聞いたことがあるような……

画像 これによく似たゲーム、デパートとかで見たことある!!!(白目)

 この「少年☆少女☆レアカード」もそうですが、山名先生の作品の魅力は、柔らかい絵柄と柔らかいストーリー。「山名節」とまでは言わないですが、先生の作品に多く見られるリリカルな独白も特徴的で、一見すると低年齢向け少女マンガのようでもあります。

 けれど、どの作品も決して子どもだましではない――と書くと、子どもに怒られそうなので言い換えると――、大人も子供も楽しめる安心感があります。これまで発売されてきた単行本の多くは掲載誌が比較的男寄りということもあって、女子読者には少しなじみの薄い作家さんかもしれませんが、これを機にぜひ女子読者にも読んでもらえればと思います。

 さて、そんな山名先生の最新作「少年☆少女☆レアカード」は、カードを使ってキャラをコーデしながらリズムに合わせてボタンを叩いていくゲーム「キャラメル☆ガール☆ミュージック」にハマってしまった中学2年生の女の子・苑田真那(まさな)の物語。

 妹の世話と家事に追われる彼女がある日デパートでぐずってしまった妹をなだめるため、たまたまプレイしたリズムゲーム「キャラメル☆ガール☆ミュージック」。ルールも何も分からないまま、ちぐはぐなドレスアップでゲームに挑みます。

「ゲーム画面の中 女の子が踊る フリフリのかわいいドレスで踊る」

「私の操るキャラは粗末半分おしゃれ半分 まるで中途半端に魔法がかかったシンデレラみたい」


 わがままのかたまりのような妹に振り回される日常。けれど彼女は学校の王子様「春人さま」に淡い恋心を抱く少女でもあるのです。

 ゲームの中のキャラクターに妙な共感を覚えつつ、初見でクリア。しかもそこそこ高得点。この種のリズムゲームをプレイしたことのある人なら経験あるように、初心者ってだいたい1回目は勝手が分からないままあたふたしているうちにゲームオーバーなのですが、彼女にはちょっとした才能があったようです。

 そしてそんな彼女の隠れた才能に気づいた人物がもう1人――。翌朝登校してきた真那は下駄箱の中に1通の封筒が入っていることに気付きます。学校ものにはお決まりの「ラ」で始まるあれかとドキドキしながら開けた中に入っていたのは、なぜか「フラワートップス」と「フラワーパンプス」の2枚のカード。これが「キャラメル☆ガール☆ミュージック」のコーデアイテムであることは言うまでもありません。

 送り主不明の不気味なカードを捨てようとする彼女に「それ使えば今度スペシャルポーズが決まるから!」と呼びかける声。振り返るとそこには何と学校の王子様「春人さま」こと三浦春人くんの姿が! 実は前日デパートでプレイしているところを見かけたようなのです。

「どう? 楽しかったよね? キャラメル☆ガール☆ミュージック。ぼくもすっごくハマっちゃってね、仲間が欲しいところだったんだ。子供向けと言ってもバカにはできない! 間口は広いけど奥も深いよ、今度一緒にプレイしよっ」


 満面の笑顔でまくしたてる春人さま。あっ、この人……(察し)。



このゲーム、奥が深いぞ……!

画像 対戦プレイもありますよ!

 そんなわけでデパートを舞台に真那の憧れの王子様との舞踏会が始まっていくのですが、確かに彼の言う通りこのゲーム、奥が深い。かつて初代「ビートマニア」で音ゲーにハマり、その後10年間「ポップンミュージック」で9個のボタンを巧みにさばいてきた社主としては、たかだか3個のボタン、しかも子供向けのデパート用ゲームなんて……と、あなどっていたのですが、「カードにデザインされているコーディネートのタイプをそろえると大サビで特別な画面が出てきて、その瞬間2秒以内にコマンドのボタン早押しするとボーナス加点」などという要素まで含まれていたとはつゆ知らず。

 今回の第1巻ではゲームの紹介に重きを置いたこともあり、中学生ラブコメとして2人の関係はなかなか進展しませんが、次巻以降ではもうちょっと親密な関係になれるはず……。読めば読むほど春人さまはどうにもな残念美少年ではありますが、そこはいつもの山名先生らしく微笑ましいラブ展開になっていくものだと期待しています。

 ちなみに第6話で「キャラメル☆ガール☆ミュージック」が人気アイドルユニット「キャラメル☆エンジェル」とコラボするエピソードがありますが、この「キャラメル☆エンジェル」はアイドルに憧れる女子高生を描いた先生の別作品「つぶらら」(全4巻)に登場。これも社主の好きな作品なのでぜひ読んでみてください。

 それにしても「キャラメル☆ガール☆ミュージック」の元になったと思われるあのゲームって、こんなに奥が深かったのですね。音響バリバリのゲーセンにあるゲームしかリズムゲームとして認めないつもりの社主でしたが、ちょっと興味が出てきました。今度近所の平和堂にでも行って、少し子どもたちのプレイを見学してみようかと思います。場合によっては実際にプレイも……って、これがあのちまたでウワサのアイ○ツおじさんか!

 今回も最後までお読みくださりありがとうございました。


(C) 山名沢湖/双葉社



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