映画の書物をめぐる展覧会「シネマブックの秘かな愉しみ」 国内最大の映画図書室をもつフィルムセンターが開催

映画史の研究本や作品批評、俳優本――“映画本”を通して見つめる日本の映画の120年。

» 2015年03月11日 17時10分 公開
[ねとらぼ]

 映画が生まれてから120年もの間、日本では作品だけでなく映画に関連する書籍も続々と作られてきました。こうした映画の書物をめぐる展覧会「シネマブックの秘かな愉しみ」を、国内最大の映画専門図書室をもつ東京国立近代美術館フィルムセンター(東京都中央区)が4月14日〜8月2日に開催します。

画像 映画本を通して日本映画史の全容が見えてきそう

 同展では映画史を知るための基本文献、明治・大正期の貴重書や無声映画時代の“映画文庫”、大型本や豆本、映画という職業をめぐる本まで、映画史と寄り添って生み出されてきた日本の映画書を一堂に集めて展示。併せて映画の本を収集している日本各地の映画図書館も紹介します。

画像 横尾忠則さんが手がけた高倉健さんの書籍や、翻訳家・戸田奈津子さんの自伝本など、ジャンルや時代はさまざま

 展示構成は第1章「映画書のABC」、第2章「映画書は美しい」、第3章「映画をめぐる仕事」、第4章「映画書アラカルト」。開催期間中は、ブックデザイナー・鈴木一誌さんによる「映画書のデザインをめぐって」や、映画評論家・山根貞男さんによる「映画本渡世―編集者人生45年」など、映画本にまつわる講座も計5回行う予定。7月31日・8月31日には学生向けに、普段は見られないフィルムセンター図書室の書庫の見学会も実施されます。

 展示は同館内の7階展示室で行われ、開室時間は午前11時から午後6時30分まで(入室は午後6時まで)、休室日は月曜日。観覧料は一般210円です。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」