溺れている人は溺れているように見えないという現実。
水遊びを楽しむ親子連れ、じゃれあう小さな子供たち……。多くの人でごった返す夏場のプールで、溺れそうな子供のサインに気が付くことができるでしょうか。プールの監視員の視点を体感することができるブラウザゲーム「Spotthedrowingchild.com」が公開されています。

サイトではYouTubeに投稿されている、実際に溺れそうな子供を救出した際の映像が流れるのですが、この映像からどれだけ早く“溺れそうな子供”を探し出しクリックできるのかが試されます。監視員が溺れそうな子供を発見した秒数を基準として発見速度に評価がつけられるという仕様です。
しかし、ゲームとはいえ、ものすごい緊張感。それもそのはず、開始から数十秒間は誰も溺れる気配がしないのです。もしかしたらわざと水しぶきをたてて騒いでいるだけなのかもしれない、友達と潜水の秒数を競っているだけなのかもしれない……。

どうしよう分からない……
慣れないうちは監視員がピーッと笛を吹き、プールに飛び込んでから初めて「えっ、どこかに溺れている子がいるの!?」と気が付くレベル。難易度は相当なものです。

すでに監視員が救出に向かっているのですが、お分かりいただけるでしょうか

監視員より早く見つけ出すことができれば良い評価に
ドラマや再現映像でよくみかけるように手足をバタバタさせているわけでも、悲鳴をあげるわけでもない。プールでの事故は静かにゆっくりと、しかし唐突に起こるものなんですね。一刻を争う「助けて」という声なき声とサインを即座に発見し、救出に向かう監視員の高い集中力とすぐれた観察眼を知ることができます。
このゲームを通して、「溺れている人は溺れているように見えない」という現実の恐ろしさを体感してみてはいかがでしょうか。

ゲーム終了後に表示される「溺れている人は溺れているように見えない」のメッセージ
(高城歩)