ご飯を無料で「ブロッコリー」に変えてくれるお弁当屋さんが渋谷に
店長さんのアイデアが詰まったお弁当です。
お弁当のご飯を「ブロッコリー」に変えてくれるお弁当屋さんが、東京・渋谷にあるようです。ご飯をブロッコリーに……?
……! 本来真っ白のご飯で埋め尽くされるはずの一区画が、見事に緑色に染まっています。
このお弁当屋さんは東京・渋谷にある「宅配弁当 京香」。なぜこのような取り組みを始めたのか聞いてみました。
アイデアを思い付いたのは京香渋谷店の店長内山さん。ある日、アーノルド・シュワルツェネッガーさんも所属するというジム「ゴールドジム」のマネージャーと知り合う機会があり、「プロテイン(タンパク質)的なお弁当を作れないか」と相談されたそうです。そこで内山さんがゴールドジムの会員向けに作ったのはブロッコリー、オクラ、ササミといったタンパク質を中心としたご飯の入っていないのお弁当。このお弁当の評判が良く、一般にも販売できないかと考えました。
そして生み出されたのが、通常販売している炭水化物(ご飯)をブロッコリーに変更できるメニュー。「お弁当」という特性から、水分量が低く多少時間を置いても悪くなりにくい野菜を探し、ニンジンや根菜など複数の野菜を検討した結果、たどりついたのがブロッコリーでした。「ブロッコリーは栄養価が高い」という点も採用に至った理由だったようです。そして味付けは、ブロッコリーが一番引き立ち飽きのこない「チキンコンソメ味」にしました。
ご飯からブロッコリーへの変更は無料。アプリ(iOS)からも注文でき、ここでもトッピングから「ご飯をブロッコリーにする」というオプションがあります。現在は渋谷店のみでのサービスで、店頭受け取りに限り可能です。
「いつもご飯が食べきれない」「もっと野菜があったらいいのに」――ひそかに抱いていたそんな思いを叶えてくれるお弁当屋さんが渋谷にありました。
(太田智美)
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